【ストレッチしているのに股関節の詰まり感が取れないという人に】簡単だけど効く!脚を振るだけエクサ

 【ストレッチしているのに股関節の詰まり感が取れないという人に】簡単だけど効く!脚を振るだけエクサ
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寒くなってきて、関節やその周りの動きが硬くなってきたな、と感じている人はいませんか? さまざまな関節の中でも、意識的に動かしていきたいのが「股関節」。自己流ストレッチでは詰まり感がとれない、という人におすすめの「振るだけエクサ」をご紹介します。

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体がスムーズに動くための「関節」の構造

関節とは二箇所の骨がつながっている部分のこと。関節は強くて丈夫な筋である「関節包」に包まれてい、靭帯という組織が骨が離れないようにつなぎ止めています。関節包の内側は、軟骨や滑膜で守られていて、その中には、関節の動きを滑らかにするための滑液が分泌されています。

この構造のおかげで、私たちは体のあらゆる関節をスムーズに動かすことが可能になっているのです。

股関節
イラストAC

「股関節が詰まる」と感じるのはどうして?

股関節は体の中でも大きく動く関節。骨盤側にある受け皿の中で大腿骨がストレスなく動けていると、股関節の詰まりを感じません。反対に、股関節を動かす際に大腿骨が正しい位置を保ちながら動けていないと、関節唇など周囲の組織が刺激を受けることになります。これが「つまり感」や「痛み」の原因。股関節の違和感に繋がるのです。

お尻の筋肉を鍛えよう

詰まり感を感じないためには、股関節の周囲にある筋肉・靱帯・関節唇などがバランスよく働いていることが重要です。特に、お尻の筋肉である中殿筋と小殿筋は、股関節を動かしたり支えるのに大きく貢献している筋肉。

しかし、「長時間座りっぱなしや立ちっぱなし・運動不足・筋力低下」などが続くと、中臀筋と小臀筋は徐々に固くなっていきます。これらのお尻の筋肉をを柔らかくすることが、股関節の詰まり感解消への第一歩となります。

お尻の筋肉
イラストAC

脚を振るだけ!股関節の詰まり解消運動

股関節の詰まりを解消するためには積極的に動かすことが大切! 今回は簡単にできる股関節をほぐす方法をお伝えします。ぜひお試しください。

股関節を縦に動かす

(1) 壁を横にして立ち、壁に片手をついて、反対の手は腰の付近に添える。

(2) 壁と反対側の脚を付け根から前後にやや反動をつけて無理なく振る。後ろに振り抜いた際に腰が反れないように注意して。

股関節を横に動かす

(1) 壁を正面にして立ち、両手を壁につく。上半身をやや前傾させ、両脚はやや後ろに下げる。

(2) 片脚を反対の脚の前を通り、左右に無理なく振る。振り抜いた際に上半身がねじれすぎないように注意して。

左右脚を入れ替えてそれぞれ10〜20回ほど行います。様子を見ながら無理のない範囲で動かし、余裕がある人は、できるだけ脚を大きく振り抜きましょう。骨盤と大腿骨の間のスペースを広げるようなイメージで行うと、効果が上がります。

運動手順
Photo by Sayaka Utsunomiya

運動の詳細は以下動画からもご確認いただけます

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宇都宮明香

宇都宮明香

五感を潤すヨガ講師。大学時代に出会ったヨガを通じて「心と体の科学反応」の面白さにハマる。様々な分野の学びと実践を続けながら、目の前の方が日常にヨガを取り入れやすくするコツを提案している。現在は福岡を拠点にインストラクター育成講師として活動しながら、仲間と一緒にヨガスタジオ サントーシャを共同主宰中。 プライベートは釣り好きの歴女。愛する夫や娘、友人たちのお陰様で好きなものだらけの生活を満喫している。



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