老け見え姿勢の原因「倒れた骨盤」を起こす!姿勢改善のための深層筋トレ&伸びストレッチ
気づいたら骨盤が後ろに倒れ背中が丸まり、まるで20歳老けたみたいな姿勢になっていませんか?背中が丸まっていると老けて見えるだけでなく気持ちも落ちこみやすいと言われています。今回ご紹介するストレッチを取り入れて深層筋から若見え姿勢になりましょう!
良い座り姿勢は骨盤から
若く見える人と老けて見える人の違いは、ズバリ姿勢です。特に、背中の丸まりは体全体が小さく見えたり、凛とした感じがなく弱く見えたり、老け見えの根源といっても過言ではありません。
では、どうしたらスッと美しく伸びた背中を作れるのでしょうか?
立ち姿勢でも座り姿勢でも影響があるのが骨盤の傾きです。骨盤が後ろに傾くと、背中が丸まりお腹はぽっこり出て、姿勢だけでなく体型の崩れにもつながります。背中だけを伸ばそうそとしても背中の土台となっている骨盤が後ろに傾いていては、背中は伸び切りません。逆に、土台である骨盤をスッと立てると背中も自然と伸びてきます。老け見えする背中の丸まりを骨盤(土台)から整えていきましょう!
骨盤が立ちやすくなる!腸腰筋エクサ&伸びストレッチ
骨盤が後ろに倒れないように持ち上げるには、腸腰筋という体の奥にある深層筋を鍛えることが大切です。今回、腸腰筋を鍛えるエクササイズと腸腰筋を伸ばすストレッチをご紹介します。骨盤の内側を意識しながらエクササイズしてみましょう!
エクササイズ前のチェック:あぐらになって楽に座ってみる、または椅子に座って骨盤の状態を感じてみましょう。骨盤が後ろに倒れているか立っているか。姿勢を良くしようとして背筋を伸ばすとどのあたりに力が入るかなどを体感してみましょう。
骨盤を立てる腸腰筋のトレーニング
<やり方>
1)脚を伸ばして床に座る
2)右膝を立てたら、膝を内側に倒す
3)膝を床から10センチ程度持ち上げ、下げる動きを10~20回繰り返す
膝を持ち上げる時に、腰の骨の内側から脚を持ち上げるように意識することで腸腰筋を効果的に使えます。
骨盤を立てたポジションをキープしやすくする伸びストレッチ
1)膝を立てて仰向けに寝る。膝同士をくっつけ、足は肩幅より広めにして内股のような格好にする
2)膝同士をくっつけたまま、お尻を床からアップし、両腕を頭の向こう側に伸ばす
3)息を吸って背中~お尻を床に下ろし、息を吐きながらお尻をアップを繰り返す
エクササイズ後のチェック:最初と同じように座ってみます(あぐらでも椅子の上でもOK)。骨盤が立ちやすい、スッと良い姿勢が作りやすいなどの変化を感じていたら、動かしたい腸腰筋を使えている証拠です。
▼ 詳しい動きを動画でチェックしてみよう ▼
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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