ヒップアップしたいなら【筋トレよりもほぐし】ガチガチのお尻がふわふわ美尻に変わる「薪のポーズ」
体重は変わっていないのに年齢のせいか体のシルエットがぼんやりしてきた…。そんなメリハリ不足が気になっている人、多いのではないでしょうか? ボディのたるみの重要な鍵を握るのは「お尻」。お尻を柔らかくすべき理由や、簡単ストレッチについてのお話です。
体のシルエットを左右する「お尻」に注目
体のシルエットを大きく左右するのは、ウエストや脚だけでなく、お尻も重要なパーツ。お尻をストレッチすることで、メリハリのあるボディラインが作られます。
お尻が硬くなりやすいのはこんな人
●座りっぱなし
デスクワークなど座っている時間が長い人は、お尻が硬くなる傾向があります。座りっぱなしは、常にお尻をつぶしている状態。するとお尻の血行が悪くなり硬くなってしまいます。
●姿勢が悪い
座っているときや立っているときの姿勢が悪いと、骨盤や股関節などにゆがみが生じる可能性があります。姿勢が悪いと様々な不調の原因にもなるため、日頃から姿勢を意識した生活をしましょう。
●股関節が硬い
運動不足の人やストレッチをあまりしない人は、股関節が硬くなっている可能性があります。股関節が硬くなると、股関節とつながっている脚やお尻の血行が悪くなり、お尻が硬くなってしまいます。お尻の硬さは股関節の硬さとも関係しているため、股関節をやわらかくすることはお尻をやわらかくすることにつながります。
筋トレよりもストレッチが大事!?
ストレッチには、直接的に体脂肪を燃焼する効果や、筋肉を増やし代謝を上げる効果はありません。ではなぜストレッチが大切なのでしょう。その理由は、筋肉をほぐすことにより柔軟性が高まり、体を動かすのが楽になり疲れにくくなるからです。体を動かしやすくなると、日常生活でこまめに動くようになり、消費するエネルギーが増え、筋トレなど運動の効果もアップするというわけ。またストレッチには、筋肉をほぐすと姿勢が整うといううれしいメリットも。ストレッチはまさに、体を作る土台なのです。
お尻のストレッチを重視しよう
お尻は一見すると柔らかそうですが、そこにはたくさんの筋肉があり、運動不足が積み重なったり加齢などが原因で硬くなりやすい部分でもあります。
キュッと上がったヒップになる「お尻ストレッチ」
ヨガでは「薪のポーズ」と呼ばれるポーズには、お尻以外にもさまざまな嬉しい効果があります。
お尻の血行改善
お尻は血行が悪いと冷えて硬くなってしまいます。特に座り仕事はお尻の筋肉がこりやすく、お尻を潰している時間も長いため、血行不良になりやすいです。「薪のポーズ」には、股関節とともに臀部の筋肉もほぐす効果があり、お尻の血行を良くすることができます。お尻の血行不良はヒップラインの崩れや骨盤の歪みの原因にもなるので、しっかりほぐして血行を良くしてあげることが大切です。
冷えの改善
足の付け根部分である鼠径部にはリンパが集まっています。デスクワークなどで長時間座った状態が続くと、鼠径部のリンパの流れが停滞し、下半身の冷えやむくみの原因になります。「薪のポーズ」はリンパの流れを促すので、冷え性の改善やむくみ予防に効果的です。
骨盤の歪みを整える
「薪のポーズ」を練習すると、どちらかの膝が上がりやすい、やりにくいなど、自分の体のゆがみに気づくことができます。難しい方を多めに練習するなどして、改善に繋げていきましょう。
薪のポーズの基本
1.あぐらで座る。右のすねと体が平行になるようにし、足首を曲げて右のかかとを蹴りだす。右のかかとの上に左のすねを乗せ、両脚を重ねる。左の足首も曲げてかかとを蹴り出して。
2.両手を前に軽く付き、息を吸い胸を開く。
3.吐きながら手を前に移動させて、上半身を前に倒す。背筋を伸ばしたまま深い呼吸で1分キープ。ゆっくり上半身を起こし、脚をを入れ替えて同様に行う。
※動画で動きを確認したい方はこちら
AUTHOR
ひるかわえみこ
劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。
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