【横になって何もしなくていい】心身の不調を防ぐ!胸を開いて仰向けになるだけストレッチ

 【横になって何もしなくていい】心身の不調を防ぐ!胸を開いて仰向けになるだけストレッチ
photo by photoAC

最近体を動かして胸を開いたことはありますか?長時間のスマホ利用やデスクワーク、姿勢の崩れが原因で体の前面が縮こまっていることが多いかもしれません。今回は、そんな人におすすめの丸めたバスタオルを使って仰向けになって休むだけで体の前面を気持ちよく開けるストレッチをご紹介します。

広告

体の前面を開くメリットは?

パソコンやスマートフォンを使う時間が長くなると猫背の姿勢の時間が長くなり、体の前面(胸側)が縮こまった状態が続いてしまいます。この状態が長く続くと体に不調が出てきそうなことはみなさんもなんとなくイメージがつくと思います。

では、逆に体の前面が開いているとどんな良いことがあるのでしょうか。

姿勢の改善

長時間座ったままなどの姿勢の悪さなどからくる背中のコリやハリ感が解消され、姿勢の改善にもつながります。姿勢が整えば、肩こりや腰痛の緩和も期待できます。

呼吸が深まる

前かがみや猫背の姿勢で胸が縮こまった状態では、深い呼吸がしづらく呼吸は浅くなりがちです。浅い呼吸が習慣化すると体の緊張が抜けにくく、疲れを感じやすくなってしまいます。胸の筋肉と肋骨が広がると呼吸が自然と深まっていきます。

気持ちが前向きに

ストレスを抱えているとイライラ・不安・落ち込みなどを感じやすいですが、胸を開くポーズは心が開いて気持ちを前向きにする効果も期待できます。

心身を落ち着ける

仰向けの楽な姿勢で体の凝った部分がゆるみ、呼吸が深まりやすくなることで、安静時に活性化する副交感神経の働きが促されます。これによって心と体がリラックスし、ストレスの緩和にもつながります。

胸をやさしく2方向に開く仰向けストレッチ

今回のストレッチは丸めたバスタオルの上に寝転ぶだけの簡単なものです。バスタオル2〜3枚を重ねて丸めたものを用意しましょう。丸めたヨガマットを芯にして、そのまわりにバスタオルを巻いても良いです。

背骨を中心にして開く

<やり方>

仰向けストレッチ
Photo by Kayoko Yoshida

1)縦向きに置いた丸めたバスタオルを背にして、膝を立てて座る

仰向けストレッチ
Photo by Kayoko Yoshida

2)ゆっくりと仰向けになり、タオルの上に背骨と後頭部を乗せる。足を腰幅よりも少し大きく開き、膝を中央で合わせる

3)両腕は体の横に、手のひらを天井に向けて、胸をゆったりを開く。呼吸を繰り返しながらキープ

胸を中心に開く

<やり方>

仰向けストレッチ
Photo by Kayoko Yoshida

1)丸めたバスタオルを横向きに置き、脇の下から少し下がった部分にあたるように仰向けになる

2)両膝を立てて足を腰幅に開き、膝を中央で合わせる。顎が上がって後頭部全体が床に安定していないと、首に余計な負担がかかるので、枕代わりになるもので後頭部をサポートする

3)両腕は軽く肘を曲げて頭上に伸ばし、胸が持ち上げられて開き、肩甲骨周辺もやさしくほぐれる様子を感じながら呼吸を続ける

広告

AUTHOR

吉田加代子さん

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。



RELATED関連記事

Galleryこの記事の画像/動画一覧

仰向けストレッチ
仰向けストレッチ
仰向けストレッチ