【夜になると脚がむくむのはなぜ?】脚がスーッと軽くなる!寝ながらできるふくらはぎ&股関節ほぐし
「夜になると脚がむくむ…」「なんだか下半身が重だるい」就寝前に感じやすいこのお悩み改善のカギは、ふくらはぎや股関節周辺をケアすること。今回は身体が硬い方でもお試しいただきやすいタオルを使ったストレッチをご紹介します。ゆったりと呼吸をしながら行うことで自律神経が整い、ストレスや疲労改善、安眠効果なども期待できますよ。脚のむくみを感じやすい妊婦さんにもおすすめです。
夜になると脚がむくむのはなぜ?
なぜ夜になると脚のむくみが起きやすいのでしょう。代表的な原因として、下半身の血流・リンパの滞りが挙げられます。
長時間のデスクワークや立ち姿勢が続くと股関節や脚全体を動かす機会が減り、筋肉が硬く・こわばった状態になってしまいます。その結果血液やリンパの流れが滞り、血液中に溜まった余分な水分が皮膚の下に染み出ることで、むくみが起きてしまいます。
また、月経前や妊娠中は女性ホルモンの影響により、身体が水分を溜め込みやすい時期。さらに妊娠中は鼠径部がお腹に圧迫されることで血流の滞りを引き起こし、脚のむくみが起こりやすい状態になっているのです。
脚のむくみ改善のポイント
脚のむくみ改善のためには日常的にふくらはぎ・股関節周辺の筋肉をほぐし、ストレッチすることが効果的。以下、その理由を解説していきます。
・ふくらはぎ
「第2の心臓」とも呼ばれるふくらはぎの筋肉は、脚の血液を心臓へと戻すポンプのような役割を果たしています。この部位をしっかりと動かしてあげると血液やリンパの流れが促されます。
・股関節
デスクワークで座った状態や猫背姿勢で股関節が「く」の字の様に曲がった状態が続くと、周囲の筋肉がこわばり血液が流れにくくなります。また、鼠経部にはさまざまな部位から流れ込んだリンパが集まり、老廃物やウィルスを処理する中間地点の様な存在「鼠経リンパ節」が存在するため、リンパの停滞を防ぐためにも股関節周辺の筋肉を動かすことが大切です。
むくみを予防するには
・同じ姿勢を取り続けることを避ける
デスクワークが続くときは適宜立ち上がったり、脚全体を動かすことを意識する
・日頃から軽い運動やストレッチを心がける
・入浴時はなるべく湯船に浸かる
・着圧ソックスを利用する
・塩分過多に注意し、バランスの良い食事を心がける
などといった点を日常生活でふだんから意識し、むくみ改善に繋げていきましょう。
寝ながらふくらはぎ&股関節ストレッチ
それでは実際に、むくみ改善のためのストレッチにチャレンジしてみましょう。
・ふくらはぎ&股関節ストレッチ
①両手でフェイスタオルの両端を持ちます。膝を立てて仰向けの姿勢になり、左足の裏にタオルをひっかけましょう。
②右脚は伸ばして床へ。手でタオルを引っ張りながら、左脚を持ち上げ、可能な範囲で膝を伸ばします。脚をお腹の方へ近づけましょう。
③もも裏・ふくらはぎの伸びを感じながら数回呼吸を繰り返します。
④タオルの両端を左手で持ち、右手は床へ。ゆっくりと脚を左側へ倒します。ここちよく股関節がストレッチされる場所まで倒したら、この状態で数回呼吸を繰り返しましょう。
⑤ゆっくりと脚を持ち上げてタオルを取り、脚を床に下ろしましょう。
⑥反対側も同様に行います。
・ふくらはぎほぐし
①仰向けの姿勢になり、両脚を天井方向に伸ばしましょう。左足の甲で右足のふくらはぎを叩き、筋肉をほぐします。心地いいと思う強さで数回続け、反対側も行いましょう。
②もう一度両脚を天井方向に伸ばし、足の指先をすね・かかとを天井方向に向けましょう。その後、ゆっくりとつま先を天井方向に向けます。この動きを何度か繰り返しましょう。
③両脚を床に戻します。じんわり脚全体の血液が流れていく感覚を感じましょう。
動画で確認したい方はこちら
AUTHOR
chihiro
主に子育て世代の方々に向けて毎日を健やかに過ごすためのヨガやセルフケアをお伝えしている。コロナ禍の2021年に″おうちヨガを習慣にしながらママたちがゆるやかに繋がることのできる場が作れたら″という思いから「育児とヨガのオンラインサークルEn〈エン〉」をスタート。「ジャーナリング講座」「アンガーコントロール講座」など心を整えるための様々な講座も開催中。
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