【前屈の驚くべき効果】「30秒からでOK」心と体をふわっとゆるめる壁を使った立位前屈

 【前屈の驚くべき効果】「30秒からでOK」心と体をふわっとゆるめる壁を使った立位前屈
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何となく気分がイライラ、モヤモヤしたとき、仕事に集中して疲れたときなどに、短時間でできる「心と体をゆるめる前屈のやり方」をご紹介します。壁に頼って30秒から始めてみませんか?

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前屈の驚くべき効果|もも裏のストレッチだけではない!

前屈と聞くともも裏のストレッチというイメージが強いかもしれませんが、立位の前屈には、頭を心臓の位置よりも下げることで心を落ち着かせ、疲労を回復させたり、脳を休める効果もあります。

イライラしたり集中して仕事をしている時は、自分では気がついていなくても、肩や首など体にも力が入る緊張状態にあることが多いです。立位の前屈では、頭の重さを利用して上半身の力を抜くので、緊張状態が続いている首まわりや背骨をゆるめることができます。

体の硬さが気になる人には苦手意識の強いポーズかもしれませんが、今回は壁にお尻をつけ、必要に応じて椅子を使って行います。
負荷を減らしながら、腰やハムストリング、膝裏がゆるめて、心も落ち着かせましょう。

壁に頼った前屈のやり方

壁前屈
Photo by Kayoko Yoshida

① 壁を背にして立ち、お尻を壁につける。足を壁から少し離して腰幅程度に開く。
② お尻を壁につけたまま、息を吐きながらゆっくりと上半身を倒していく。肘を曲げて反対側の肘を抱え、頭の重さを感じながら上半身の力を抜く。膝を少しだけゆるめ、脚はできるだけまっすぐの状態を保ち、もも裏の適度な伸びも感じる。ゆっくりと呼吸を続けて30秒から1分ほどキープ。
③ 終わったら肘を抱えた手を放して、手のひらを前ももや腰に添え、息を吸いながら頭が最後に起き上がるように、ゆっくりと上半身を起こす。起き上がったら背中を壁につけて寄りかかって少し休む。
 

もも裏がつらい場合や、頭を下げるとクラクラする場合は、椅子を使い、両腕を椅子に乗せるやり方で前屈を軽減させることができます。
上半身を倒して腕を乗せたときに、椅子が動かないように注意しましょう。

壁前屈椅子
Photo by Kayoko Yoshida

<軽減法>
お尻を壁につけたまま上半身を倒し、椅子の座面に前腕を乗せて反対の肘を抱える。おでこを重ねた前腕の上に乗せて、腰と背中がまっすぐに伸びるように、必要に応じて椅子の位置を前後に動かして調節する。

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AUTHOR

吉田加代子さん

吉田加代子

オーストラリア・ブリスベン在住、東京都出身。日本とオーストラリアでの会社員生活を経て、2012年よりオーストラリアでヨガ講師としての活動を開始。ハタヨガやリストラティブヨガクラスの他、音響楽器シンギング・リン®を使ったサウンドセラピーも提供。ヨガや音の効果を活かして、クライアントの心身の健康をサポートしている。



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壁前屈
壁前屈椅子