勝手に気を使って勝手にイライラして…私って性格悪い?【漫画・かくれ繊細さんのかくれたキモチ】

岩田すず

勝手に気を使って勝手にイライラして…私って性格悪い?【漫画・かくれ繊細さんのかくれたキモチ】

岩田すず
岩田すず
2023-01-07

「こんなことを気にしてるの、私だけなのかな…?」外交的なのに実は敏感で傷つきやすい、そんなかくれ繊細さん(HSS型HSP)の心の内を、漫画を通してのぞいてみましょう。

HSS型HSP
(C)Suzu Iwata
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「かくれ繊細さん(HSS型HSP)」3つの"あるある"

「久しぶりに友達と会う」という、日常生活でよくあるワンシーン。その中で、幸せ自慢にならないように自分の話に笑いのエッセンスを加えたり、事前確認もなく彼氏を連れてきた友人に対して「無神経だ」と苛立ったり、でもそのイライラは自分本位な感情なのではないかと葛藤したり…たった数時間の出来事ですが、かくれ繊細さん(HSS型HSP)ならではの葛藤や気遣い、ぐるぐる思考がめぐっていることがわかります。

ここでは、漫画に出てくるかくれ繊細さんの「あるある」を、専門カウンセラーの時田ひさ子先生に解説していただきます。

かくれ繊細さんのあるある①幸せトークはトーンダウンさせる

フミは、彼氏との状況を友人の成美に話しますが、しばらく恋人がいない成美に配慮して、幸せすぎないように話している場面が出てきますね。

フミの「幸せ自慢みたく聞こえないような話にしないと」というセリフがまさに!かくれ繊細さん(HSS型HSP)が人を気分悪くさせないようにしていることをズバリと表しています。「嘘はつかない」けれども、幸せを自慢しているようには聞こえないように「エピソードを相手に合わせて切り出す」という微妙で薄皮をはぐような作業を脳内で行うのが習慣になっていることが見事に描かれています。

かくれ繊細さんの幸せトークは、この場面のようにトーンをダウンさせて、かなりシブメに語られます。結果、自分で自分の感情がわからなくなるというおまけがついてきてしまうのですが。

あるある②トークは笑わせる、和ませるためにする

フミは、エピソードの一部をただ切り取っただけでなく、面白おかしく話しています。それもちょっと拗ねたように愚痴を言っています。これは、「人は、自分に利害が及ばない愚痴を聞くと気分が良くなる」ということを知っていてのこと。それも、ネチネチとこぼすのではなく、拗ねたように笑い話にして、さらっと終わらせています。これ、最高の話題提供法なんです。フミはそれをやっていますね、ごく自然に、瞬時の判断で。おそらく、多くのかくれ繊細さんたちと同様に、これまでの20数年の間、まわりの人たちをいい気持ちにさせる話し方に習熟してきたのでしょう。

③無愛想な表情を放っておけない

そして後半、まどかが連れてきた彼氏を見て、のけぞりました。本当にこういう場面あります(笑)。友達の連れてきた彼氏が「無愛想」て。いや、私ならまじで信じられない。誰か人に会うのに無愛想でいられるっていうことにもう、かくれ繊細さんだったらありえない感覚です。かくれ繊細さんは、無愛想な表情を放っておけません。それは、自分が他人の前では無愛想ではいられないからです。かくれ繊細さんは、自分がそもそもはいつも上機嫌で愛想の良い人ではないことを内々には知っています。でも、決してその態度をガマンして押し殺して、周りの人たちの良い表情を引き出そうと努力します。

かくれ繊細さんであるフミ自身が、自分の奥底にしまっている自分の本心の一部と、いつもいい感じで人に接している自分とのギャップにのたうち回って混乱してしまっているのを、友人たちは受け入れていて、報われた気持ちになりますね。

HSS型HSP(かくれ繊細さん)について詳しく解説した記事も併せてお読みください。

AUTHOR

岩田すず

岩田すず

文具デザイナー→脚本家、映画監督を経て、漫画家になる。HSS型HSP。 「ピーチクアワビ」を漫画アクションにて連載。他、短編作品「おナスにのって」「悪者のすべて」などを執筆 (旧ペンネーム/岩田ユキ) 。【脚本・監督作品】「指輪をはめたい」「8ミリメートル」「檸檬のころ」など。

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