マインドフルネスは退屈?集中できない人のためのアーサナプラクティス

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不測の事態に動じない心を育てる。マインドフルネスを培うためのヨガプラクティス

NORA ISAACS
NORA ISAACS
2017-11-30

マインドフルネスの4つの基盤

マインドフルネスは、熱心なヨギの身体的プラクティスの本質的な側面であり続けてきた。だが、「マインドフルなヨガ」の指導者たちによると、仏教のマインドフルネスへの包括的手引きは、それよりもさらにためになるものだったという。「アーサナのプラクティスは、呼吸と細かいアラインメントに特に注意しながら、意識を高めていっていたよ」とフランク・ジュード ・ボッチョは回想する。「でも、目の前にアーサナのプラクティスの展望が開けたのは、マインドフルネスの4つの基盤に関する仏教の教えを知ったときだったんだ」。ただ何に対しても「意識を働かせる」のではなく、どんなポーズにも取り入れることのできる、仏教の説く細かい教えに従ってプラクティスを行った、とボッチョは言う。マインドフルネスに体系的にアプローチしてみると、ポーズの結果に固執したり、特定のポーズを避けたり、集中力が途切れるといった、自分の行動パターンを特定することができた。そして、問題がわかった後には、それを改善していけるようになったのだ。

ニューヨークのOMヨガの創始者であるシンディ・リーは、ポーズは常に大好きだったけれど、プラクティスの成果が体を超えたところに見え出したのは、仏教のマインドフルネスの手法を取り入れてからだった、と言う。「仏教のマインドフルネスは、形を変えて応用することができる、完全な発達を遂げた練習法なの」と、彼女は言う。「体を超えた成果が見えたのは、私の場合、プラクティスが、忍耐力や好奇心、思いやりの気持ちの高まり、思惑のある計画を手放す力、欲望への理解、自他の内に根源的な善を認めること、などという形で人生に現れたときね」。

マインドフルネスを培うことに集中する

さまざまな条件で溢れているヨガのクラスは、意識を高めるのに最適な実験室だ。どんな1日にも、 車の騒音が不快なほどにやかましかったり、退屈したり落ち着きがなかったり、そばの人の汗が自分のマットに落ちてきたり、ハムストリング筋が硬かったりということがある。マインドフルネスの手法を身につけていれば、そういった条件の形をつくり直して、ヨガのクラスからより多くを得ることができ、普段なら苛立ちや混乱を感じるようなことにも、それほど反応しないですむ。

ボッチョは体、感覚、マインド、ダルマ(真実)へのマインドフルネスという、この教えの基盤を成す4つの手法をマット上で教えている。生徒にポーズの指示を出した後、今呼吸を意識していますか?体のどこに感覚がありますか?いつポーズが終わるんだろうという心の状態になり始めていますか?といった問いかけをし、 マインドフルネスを培うことに意識を持っていく。「探求を始めると、頭に浮かんできた考えの1つ1つすべてを信じる必要はないとわかってくるんだよ」と彼は言う。

カリフォルニア州ウッドエイカーのスプリット・ロック・ヨガセンターにおいて、18カ月間のマインドフルネス・ヨガと瞑想トレーニングプログラムの共同ディレクターを務めるアン・クシュマンは、マインドフルネスは、ヨガのプラクティスが自動的に進んでいくような力を与えるものだ、と言う。「これは、ヨガのプラクティスのより深いところへと開かれ、その感覚をヨガ以外の人生へと広げていくことのできる手法なのよ」。

Translated by Yuko Altwasser
yoga Journal日本版Vol.42掲載

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