何事にも動じない人になりたいなら|マインドフルネスを培う方法

 マインドフルネスは退屈?集中できない人のためのアーサナプラクティス
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1.シャヴァーサナ(亡骸のポーズ)

シャヴァーサナ マインドフルネス
(Photo by JEFF NELSON)

シャヴァーサナは、仏陀が教えた瞑想のための4つの主要なポーズのうちのひとつだ。このポーズは、プラクティスの始まりと終わりに行うといい。足幅を30~45㎝に開き、腕を体側から10㎝ほど離したところに置き、手のひらを上に向けた状態で仰向けに横になろう。全体重を重力に預け、意識は体の中で呼吸が感じられるところへ向ける。呼吸をコントロールしようとする気持ちをすべて解放し、入ってくる呼吸は吸気、出ていく呼吸は呼気としてただ認める。呼吸と呼吸のさまざまな状態へ心を開く。それは深いのか浅いのか、速いのかゆっくりなのか、荒いのかスムーズなのか、規則正しいのか不規則なのか、体をスキャンする。体の力は完全に抜けているか、それともまだ緊張があるか、マインドの集中が途切れたら、苛立ちや批判に気づき、意識を呼吸と体に戻そう。

2.スチランドラアーサナ(針穴のポーズ)

針穴のポーズ
(Photo by JEFF NELSON)

亡骸のポーズから、足を腰幅にしてお尻のそばの床にもっていく。左のすねを右の太腿に置く。右膝を胸へ引き寄せ、左腕を両足の間に伸ばし、右腕は右足の外側へまわして両手をつなぐ。このストレッチに入るときに、呼吸が止まったり制限されてたりしていないかに注意する。呼吸は自然に流れていくようにしよう。体の開き具合によっては、左の股関節に伸びを感じることもある。また、その感覚に抵抗を感じ、周囲の筋肉が緊張することもある。こういった筋肉の緊張を解放し、ストレッチを続けながら、感覚がどう変わるのかを観察しよう。ここで体、感覚、心の状態へのマインドフルネスが成立した。反対側で繰り返すときにも同じように続けていこう。体は完全な左右対称ではないため、片方の股関節に反対側よりも強い感覚を感じることがある。そのありのままの感覚を、批判したり、選り好みしたりせず、左右の感覚の違いにも注意しながら、感じ続けることはできるだろうか?

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Story by Nora Isaacs
Translated by Yuko Altwasser
yoga Journal日本版Vol.42掲載



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ヨガと仏教との共通点
シャヴァーサナ マインドフルネス
針穴のポーズ
ヴィーダーラーサナ(猫のポーズ)
ダウンドッグ
山のポーズ(ターダーサナ)
戦士のポーズ
半分の魚の王のポーズ
パスチモッターナーサナ( 西側を強く伸ばすポーズ)