脚が太いのは「寝指」が原因?小指が外を向いている寝指の原因と改善エクササイズ
足の小指が外側に向いて倒れてはいませんか?この指の状態のことを「寝指(ねゆび)」言いますが、寝指は重心のかけ方、窮屈な靴を履いている時間が長いなど、生活習慣により起こると言われています。今回は寝指の原因と改善するためのエクササイズを合わせてご紹介します。
9割の人が寝指!その原因は?
私のInstagramフォロワーさん向けに行ったアンケートでは、回答いただいた方の約9割の方が「爪が横に寝ている」と回答。また「生まれつきだと思っていた」「爪が寝ていることで自分の不調の理由が分かるなんて知らなかった!」「爪なんて見てなかったけど、だから脚が太いのか~!と納得した」など、足の爪から色々な不調が見えてくることを知らない方も多くいらっしゃいました。
いつの間にか爪が横に寝てしまっていて気にもしていなかったという方。まずはご自身の足の小指の爪の状態をチェックしてみて!
<チェック方法>
爪が真上を向いておらず横向きになっていた、爪がいびつな形をしているという方は、以下のチェック項目の中に思い当たるところはありませんか?
● 片脚立ちになるとグラグラする(足裏の筋力不足を感じる)
● いつも窮屈な靴を履いていて、小指の爪が欠けたり剥がれたりしていた
● ヒールの高い靴を履くことが多く、足指を使わない歩き方をしている
● O脚や膝下O脚で、いつも脚の外側に体重をかけている
● 太ももの外側が疲れやすい、張りやすい
● 靴のかかとのすり減りは、いつも外側ばかりだ
● ダイエットのために歩いたり走ったりすると逆に脚が太くなる気がする
これらが当てはまる方は小指が「根指」になっている可能性が高いです。
また、妊娠中や育児中でお子様を抱っこすることが多いお母さんも重心のかけ方のクセから寝指になってしまう方が多いと言われています。
寝指はそれ自体で痛みが出たりすることは少ないかもしれませんが、寝指になるような生活習慣や重心のかけ方をしていることで、外側に体重がかかりやすい、指を使って歩いたり立ったりできない、足裏の筋力が低下する、片脚立ちでアンバランスになりやすくなる、などのちょっとした動きのやりづらさを感じやすくなります。また、外反母趾・内反母趾・巻き爪・O脚・骨盤のズレなど様々な歪みや不調が起こりやすい状態であるというサインです。
寝指を改善するエクササイズ
寝指は、単にそれ自体が治れば良いということではなく、日常生活の中で外側重心を変える、骨盤を立てて姿勢よく過ごす、O脚の改善エクササイズを一緒に行うなど全体が整うことで、結果的に寝指というサインも出なくなってくる、と捉えると良いかもしれません。
今回ご紹介するエクササイズをやっていただくと、エクササイズを行った直後の重心の変化、立ち方や歩き方の変化を感じることができ、日頃間違った使い方をしていると気付くことができるため、ぜひ片足だけエクササイズを行ってみて、左右の差を感じてみましょう。
<やり方>
1)寝ている足の小指を、手の人差し指と親指で挟むようにつかみ上げる
2)小指を開く(離す)
3)爪を真上に向けるように回す
4)足の小指と手の人差し指で押し合うように、小指は床に下げようとし人差し指は持ち上げるように反発する。この動きを3~5秒反発をキープ。10回程度目安に
この動きを片足だけ行った後、一度立ち上がって足の感覚の違いを感じてみましょう。エクササイズを行った方の足は指が開きやすく安定しているように感じたり、重心が中心にあるように感じるはずです。
足は体の土台です。指が寝てしまって使えていない状態は、カメラの三脚の足を開いていないのと同じようにバランスが取りづらくなります。エクササイズ後「いつもと重心のかかり方が違う」「足の指が使えている感じがある」「土台が安定した!」という感覚があれば、しっかりと小指を使えている証拠です。小指までしっかりと使って体を支えていきましょう。
▼インストラクターと一緒に動きを確認しながらやってみよう!▼
AUTHOR
伊藤香奈
股関節ヨガインストラクター。会社員歴20年の長年の座り仕事&長時間通勤で、股関節と腰の痛みに悩まされる。解剖学とヨガ・ストレッチ・筋膜リリース・骨格調整などを学び自らの痛みを克服した経験をもとに、オリジナルメソッド「股関節ヨガ」を考案。「立つ・歩く・家事をする・仕事をする」といった日常の動きが楽になるほか、股関節が整うことで、美脚・美尻・むくみ解消・ボディメイクの効果や便秘解消といった女性に嬉しい効果もあると人気が広まっている。
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