夏にお腹を壊しやすいのは原因が…!アーユルヴェーダ流、暑い季節の食事のポイント

 夏にお腹を壊しやすいのは原因が…!アーユルヴェーダ流、暑い季節の食事のポイント
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梅雨の時から徐々に気温は高まり、夏の訪れとともに、私たちの体と心は様々な影響を受けます。アーユルヴェーダは、古代インドの伝統医学であり、夏の季節に適した健康管理法を教えてくれます。暑い季節にも元気に過ごし、体と心のバランスを保つために、アーユルヴェーダの知恵を活用しましょう!

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夏とアーユルヴェーダ

アーユルヴェーダでは、季節の変化が体と心に与える影響を重視し、季節ごとに異なるケアをするべきだと説いています。夏は「ピッタ」と「ワータ」のエネルギーが悪化しやすいです。なぜかというと、暑さや日照時間の長さが、体に熱をもたらし、熱性のエネルギーであるピッタが悪化しやすくなるためです。また、熱が体を乾燥させ、渇きをもたらすことでワータも悪化します。そのため、アーユルヴェーダの健康管理では、ワータとピッタのバランスを整えることが重要になってきます。

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夏のアーユルヴェーダの食事と消化力

夏の食事では、消化に軽く、体に熱をためないような食事を選ぶことがオススメです。その理由は、夏はワータの悪化によって消化力が下がるので、消化に重い食べ物、例えば揚げ物やチーズなどの油分が多い食べ物を食べると消化不良を起こしやすくなるからです。

では、消化に軽いものとは何か?というと、フルーツ、野菜です。タンパク質の中では卵や鶏肉が比較的、消化しやすいです。また、調理法ではあまり油をたくさん使わない調理法、例えばゆでる、蒸す、などが良いでしょう。暑いのでさっぱりとした生野菜を食べたくなりますが、生の野菜は消化しづらいので、多量に食べることは避け、蒸し野菜などの加熱した野菜を食べることも意識してください。サラダを食べるときは、消化を促進する黒こしょうをかけて食べましょう。また、冷たい食べ物や飲み物は消化に関わる臓器を冷やし、消化力を下げてしまいます。ですので氷を入れた飲み物や、氷で冷やした食べ物などは、消化のことを考えると避けた方が良い食べ物になります。

では、冷たい食べ物を食べずにどうやって体の熱を取れば良いかというと、冷性のある食べ物や飲み物を取ると良いです。例えば、野菜でいうと、きゅうりやレンコンはアーユルヴェーダでは冷性の食べ物とされています。またココナッツは体をクールダウンさせる効果があり、渇きを潤す効果もあるので、ココナッツオイルやココナッツウォーターを食事に取り入れるも良いです。

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夏のアーユルヴェーダのハーブとスパイス

消化力が低下したと感じたら、スパイスの助けを借りて消化力を取り戻しましょう。例えば、胃がもたれる、お腹が重く感じる、食欲がなかなか湧かない、などというのは、消化力が低下したサインです。そういうときは、クミンやコリアンダーなどのスパイスを取ると良いです。食べ物に入れてもいいですが、どんな料理に使えば良いかわからないときは、ぬるめの白湯に3〜4つまみほど入れて飲むのでも効果があります。ちなみに、クミンはニンジンと味の相性が良いので、ニンジンをギーとクミンで炒めるのはオススメです。

また、夏の体調不良にハーブティーの活用もできます。

ローズティー: ローズはピッタを鎮静する冷性の効果があります。ピッタが鎮静されることで、心を落ち着きイライラを軽減することができます。あまり熱くしすぎず、ぬるめにして飲みましょう。

フェンネルティー: フェンネルは消化を促進し、ガスや膨満感を緩和する効果があります。さわやかな甘みと香りが特徴で、消化力のサポートが欲しいときは飲むと良いでしょう。

季節が体に与える影響を理解して、それに応じて食生活を変えていくことで、不調を未然に防ぐことができます。また、ハーブやスパイスなどの自然の力を借り、夏の暑さで弱った心身をサポートしましょう!

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アカリ・リッピ―

アカリ・リッピ―

アーユルヴェーダ著者・セラピスト。本場スリランカでアーユルヴェーダ医師のもと修行。帰国後、1万人の体質改善コンサルをしながら講座で実践的なアーユルヴェーダを指導。著書「アーユルヴェーダが教える、せかいいち心地よいこころとからだの磨き方」 (三笠書房)5刷。都内でサロン経営。大手企業の営業マンだった時の経験を活かし、「忙しい人でも無理なくできる」現代的なアーユルヴェーダを発信。



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