夏こそ油分が欠かせない?「油」を取り入れて行う、夏こそ意識したい乾燥対策

 夏こそ油分が欠かせない?「油」を取り入れて行う、夏こそ意識したい乾燥対策
Mami Nagata
永田舞美
永田舞美
2023-06-30

気温がぐっと上がり、暑さが厳しい季節になってきました。汗をたくさんかくと体内の水分が奪われ、乾燥しやすくなります。またこの時期になると、建物や電車などあらゆるところで冷房が働き始め、さらに乾燥が強くなっていきます。今回は夏こそ意識したい乾燥対策について、アーユルヴェーダの観点からお話ししていきます。

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夏になると蒸し暑く、肌がベトベトする感覚を感じる人も多いでしょう。表面的には、暑さや湿気のベトベトが気になるかと思いますが、実は皮膚のコントロールが上手くいかなくなり、体内の水分や油分が奪われ、過剰な皮脂分泌が起きていると言われています。気がつくと肌がカサカサしていたり、便秘に悩まされてはいませんか?肌の表面で起きていることは、体内でも同じようなことが起きているサインです。
これからの季節は、強すぎる太陽のエネルギーから肌を守り、身体の内側からも外側からもケアをしていくことが大切なのです。

健康と美容には「油」

アーユルヴェーダでは、油分は欠かせないものとして考えられています。

あなたは油と聞いて、何をイメージをするでしょうか。人によっては「太る」といったようなネガティブイメージを持っていたり、それもあって、あえてオイルフリーの食事を意識している人もいるかと思います。ですが、良質な油分にはデトックス作用があり脂肪燃焼をサポートしてくれるのです。

失われていく水分と油分を補おう

気温が高まるにつれて水分と油分が奪われていきます。夏を健康で美しく、心地よさを保ちながら過ごしていくには、油分のケアが大切です。油分が奪われると、細胞から乾燥していき、肌はカサカサで顔色は悪くなっていきます。また、クーラーも働き始め、肌の表面からも乾燥しやすくなります。「乾燥」と聞くと秋や冬にケアをするものと思われがちですが、実は、夏の過ごし方が大切です。秋になると乾燥が気になる人は、夏の間に油分が奪われてしまっているからと考えられています。

今日からオイルケアを始めよう!

肌ツヤがよく、健康でいるためには良質な油分を摂り入れることが大切です。今回は夏に摂り入れたい2つのオイルケアをご紹介します。

「ギー」で食べて潤すオイルケア

アーユルヴェーダで最も優れたオイルと言われているのが「ギー」です。1000の効果を持ち、オイルの中でも唯一消化力を高め、冷性の性質を持つため、夏にピッタリです。
ギーとは、無塩バターから水分やタンパク質などの不純物を取り除いたピュアなオイルです。脂肪になりにくく、加熱しても劣化しにくいので、日常で料理に使う油をギーに変えてみましょう。

ギーの使い方はこちら↓
 

 

「ココナッツオイル」でセルフマッサージ

ココナッツオイルも冷性の性質を持ち、また保湿効果が高いので、乾燥対策におすすめなオイルです。白く固まっていることが多いので、手のひらで温め、透明でサラサラにしてから身体へ塗っていきます。
アーユルヴェーダでは、「アビヤンガ」と言う代表的なオイルマッサージがありますが、おうちで行うセルフケアでは「耳・足裏・頭」の3点をマッサージしてみましょう。この3点だけでも、全身をマッサージしたことと同じ効果があると言われています。

肌や細胞の乾燥は、後々あらゆるトラブルを引き起こします。
今から食事に摂り入れたり、肌に塗ってみたりして、夏こそ全身を潤していきましょう。

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永田舞美

永田舞美

ヨガ・アーユルヴェーダ講師 金融営業職に没頭する中で、ヨガとアーユルヴェーダに出会う。10代から悩みが絶えず、自律神経の不調だらけの自分が好きになれずにいた時期が長かった。自分の本質を知り、身体と心の心地よさに 意識を向けて日々生活するようになってから、本来の自分でイキイキと過ごせていることを実感。 この経験から、現代の生活に生きるヨガとアーユルヴェーダを伝え、「本来の自分を取り戻し、心地よく過ごす」ことをテーマに2021年10月に独立。1年間で約200名にアーユルヴェーダを指導。ヨガフェスタ2021への出演や、ヨガモデルとしての実績もある。 ヨガ&アーユルヴェーダ朝活コミュニティの運営、アーユルヴェーダ講座、ライフスタイルカウンセリングの他、全国各地でリトリートイベントを企画主催。



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