「やることてんこ盛り」の50代と更年期前後の女性必見!寝る前に取り入れたい心身疲労解消ストレッチ
仕事・家事・育児・介護などあらゆる役割を抱えるであろう50代。仕事においても頼られることが多くなるかもしれません。でも身体は更年期の不調がでているのも現実。そんな働く50代の更年期女性が寝る前にホっとできる心身の休め方をお伝えします。
女性の一生はホルモンに左右される
女性の人生の多くは、ホルモンの影響下にあります。特に、卵巣から分泌される「エストロゲン」という女性ホルモンは、40代半ば~50代半ばの更年期において分泌量がアップダウンを繰り返しながら減少していくため、心身の不調もでやすくなります。
日本人の閉経年齢は50歳頃が多いと言われており、特に、閉経前後の数年間は揺らぎやすい時期です。しかし、50代は経験も豊富で周りからも頼られる時期。
仕事・家事・育児・介護など周りの方への気配りやケアを優先しがちで、自身の中で起こっているホルモン変化による不調を見落としがちになる場合もあります。
寝る前に少し自分を見つめる時間、心身の疲労を解消する時間を習慣にしませんか!?
主な更年期症状
・ほてり
・汗をかきやすい
・頭痛
・めまい
・関節の痛み
・腰や手足の冷え
・息切れ、動悸
・不眠
・不安、憂鬱
・イライラしやすい、怒りやすい
・疲れやすい
これらの更年期症状は、エストロゲンの減少により、自律神経のバランスが乱れることで生じやすくなります。一日の終わりに高ぶった交感神経の働きを抑制し、副交感神経を活性化するような動きを取り入れ自律神経のバランスを回復させ心身の疲労を解消していきましょう。
1:呼吸を感じるストレッチ
①仰向けになる
②両手を天井へ上げてクロスし、手を組んで胸に引き寄せ胸の中心にそっと休める(ラッコの呼吸法)
2:身体の隅々まで意識を届かせるストレッチ
①仰向けになり、両手両脚を横に広げ大の字になる
②左足首を右足首の上に休める。右手で左手首をつかみ、引き伸ばす
③手先足先を近づけるようなイメージで、左半身の側面が大きく弧を描く。バナナのようにゆるいカーブをつくる
※反対も同様におこなう
3:胸を開き、疲れを手放すストレッチ
①うつ伏せになる
②右手を真横か斜め下に伸ばす。左手を顔の横にカップハンズ(お茶碗を持つ手の形をひっくり返したようにし、指の腹で床を押す)
③重心を右に移動させ、少しずつ胸が開き、右腕のつけ根が気持ち良く伸びるのを感じる。両脚は伸ばしたままかかとを横の壁に蹴り出す
または、上になる左脚を右脚の前側、もしくは、後ろ側に立てて支えても良い
※反対も同様におこなう
AUTHOR
元田裕子
ヨガインストラクター。図書館司書として働いていた頃にヨガと出会う。心身がすっきり解放される感覚に魅了され、指導者資格を取得。現在は、オンラインレッスンのほか、横浜市内のヨガスタジオ、カルチャーセンター、子育て支援施設、神社などでクラスを担当。子どもから大人まで幅広い世代へセルフケアの大切さを伝えている。全米ヨガアライアンス500時間修了/龍村ヨガ指導者養成講座修了/経絡YOGA認定講師。インドのアーユルヴェーダDr.よりアーユルヴェーダ・マルマセラピーを学んでおり、アーユルヴェーダアドバイザー、マルマセラピストとしても活動の幅を広げている。
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