生理周期を利用したエクササイズ習慣で、心も身体も健康になる方法
排卵期以降のフィットネス
生理周期後半は、体温を下げるために必要に重要な役割を果たす汗をかきにくくなり、深部体温が上がりやすくなりますので、気温の上がる夏は要注意。糖を使う能力(=糖代謝)は低下し、運動中に脂肪が使われやすくなります。「脂肪が使われるなら脂肪燃焼にいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、残念ながらそうでもありません…。運動は、燃料として血中や筋肉中の糖をたくさん使うので、糖が上手に使えないこの時期はいつもやってる運動も普段よりも難しく感じてしまうのです。運動後もしばらく続くとされる「燃焼モード」も短くなります。
さらに、人によっては「リラキシン」という妊娠・出産のために関節を緩めるためのホルモンの影響が強く出る場合もあります。関節が緩んでいるので怪我につながる可能性が高くなりますので、飛び跳ねたり、いつもより重たいものを持ち上げるのはなるべく避けましょう。さらに、さらに、この時期は鍛えても筋肉になりにくく、たんぱく質の摂取が減らないように特に注意が必要だったりと...。
と、こう考えてみると、なんだか不便なことだらけ…。こうして波のある身体だからこそ、生理周期に合わせて強度を抑えたり、種目を変える必要があるんです。この時期は、心拍数があがりやすい運動を避け、有酸素よりも筋トレを優先にして、涼しい室内でできる運動にするのがオススメ。心拍数があがるような運動はスッパリ諦めて、ストレッチなどを重点的にやって柔軟性や関節の動きの向上にフォーカスしてもいいかもしれませんね。
AUTHOR
mikiko
パーソナルトレーナー|自身の失敗経験を元に個人差や体質を重視した『mikiko式フィットネス論』を提唱|身体と人生観が変わるフィットネス哲学で、一生ブレないための視野と学びを発信しています|流行を根拠と本質で斬る人| 筑波大学健康増進学修士|NZベストトレーナー入賞
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