プロテイン飲みすぎで不調に?ガスやおならが増えてしまう【プロテインの飲み方】とは
筋トレやボディメイクが広まっている今、プロテインを飲んでいる方も多いのではないでしょうか。また、筋トレをしていなくともダイエットや健康のためにプロテインを使ったり時間の無い朝ごはんの代わりに飲んでいる方もいますよね。ですが、良いと思って飲んでいるプロテインでも、逆に体調を低下させてしまう事もあるのです。
プロテインは消化して初めて身体に役立つ
市販のプロテインを飲む際、1回分の量は10g~20gと記載されている事が多いです。
このくらいプロテインを摂取できれば確かに健康効果は高いのですが、この量は胃腸の強い消化力が高い方むけの量です。筋トレをしているマッチョな方や体格の良い方、毎日とっても元気で快活な方向け。
筋肉量も少なく運動はあまりしない、スイーツやアイスなど柔らかい食べ物が大好きでつい早食いしちゃう、焼肉とかお肉沢山は苦手かな・・・、便秘や下痢もしやすいしお腹の調子が崩れやすい、という胃腸の調子が悪かったり消化力が弱いタイプが1度に飲むプロテイン量としては多い可能性があります。
なぜかと言うと、多量のプロテイン=タンパク質を消化できる胃腸スペックではない為です。
消化できないと何が起こる?
プロテインを飲んで消化がうまくいっていないと、このような不調がでやすいです。
・お腹が張る
・ガスが増える
・げっぷが出る
・胃が重い
・便が硬くなる
・便がとても臭くなる
・オナラがとても臭う
・頭痛がする
・頭がぼーっとする
これらは、プロテインが未消化のまま腸に残ってしまう事で、腸内で異常発酵や腐敗し、ガスが増え便が臭くなるのです。簡単に言うと腸内環境が乱れているのです。
ポイントは消化できる量を飲む事
プロテインを飲む事は、不足しやすいタンパク質を手軽に補えるいい手段です。ですが、気を付けたいポイントとして自分の胃腸スペックを考えて「自分が消化できる量を飲む」事が重要です。これを知っておかないと逆に身体を悪い状態にしかねません。
上記の不快な症状が出ていたら、消化できてないよ~というサインですので、この場合はプロテインの量を半分ほどに減らすか、飲むプロテインではなく噛んで食べるプロテインバー等に変更するとよいでしょう。しっかり噛むことで消化が促されます。
体に良いと思ってやっていても、実は悪影響だった。という事はわりと起こりますので、身体の状態を観察しながらプロテインと上手に付き合ってみて下さいね。
AUTHOR
立山貴美恵
6年の闘病経験から「分子栄養学」に出会い、分子栄養学カウンセラー・カラダリビルドコーチとして活動中。症状を薬などで対処し続ける事ではなく”不調の根本原因”を探するアプローチや、体を立て直し再構築する考え方を提供。栄養、食事、代謝、ホルモン、メンタルについて記事執筆。HP『カラダリビルド』。様々な不調に悩む方へ個人カウンセリングや栄養療法クリニックでの指導を行う。食欲コントロールダイエットインストラクターとしてもオプティマルヘルスの実現をサポート。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く