【更年期の症状をツボで改善】更年期障害の症状や不定愁訴を和らげる「3つの足のツボ」効果的な押し方
200種類も300種類もあるという更年期障害の症状。治療を受けたり、運動をしたりという対処法を聞いてもすぐに実践できないという方も多いかもしれません。そんな方でもすぐに取り入れられるのが「ツボ押し」です。今回は更年期障害の症状や「なんとなくだるい」といった不定愁訴を和らげる3つの足のツボを紹介します。
更年期障害のさまざまな症状に効くツボがある
先日このようなご相談をいただきました。
「生理不順やほてり、不眠やむくみなど、いろんな症状に悩まされています。 何か自分でもすぐにできる対処法などないでしょうか?」(49歳女性)
更年期の女性は約9割の人が何らかの症状を経験するという調査結果もあるほど、更年期には多くの人に症状が現れます。その症状の種類は多種多様です。月経周期の乱れ、ホットフラッシュ(体のほてり、発汗など、体温調節がうまくいかず暑さを感じる症状)、イライラ、不安、不眠、集中力の低下、動悸・息切れ、倦怠感、肩こり、頭痛、肌や粘膜の乾燥、血圧や血糖値の上昇…その症状は200種類あるとも300種類あるとも言われています。
こうした症状の強さは人によって異なり、また、起こるタイミングもさまざまです。医療機関で治療を受ける、運動習慣を身につけるなどの対処法などもありますが、すぐにできておすすめな対処法のひとつが、ツボを押すことです。今回は、更年期障害の症状を和らげるツボは、実はいろいろあります。そのうち、比較的位置もわかりやすく、女性ならではの症状にも効く3つの足のツボについてご紹介します。
生理不順やしみ・しわにも効果的な太谿(たいけい)
一つ目のツボは、太谿(たいけい)です。場所は、くるぶしとアキレス腱のちょうど間にあります。内くるぶしのアキレス腱側に親指を軽く添え、アキレス腱側に向かって少しずつ親指を動かしていくと、ピタッと親指がはまる場所があります。そこが太谿です。左右両足にあります。
別名“若さのツボ”と呼ばれており、 女性特有の症状、生理不順や生理痛にも有効です。また、しみやしわの予防にもとても効果的とされています。ツボを見つけたら、親指の腹でぐーっと押していきます。5秒ほどゆっくり押して、ゆっくり離してを5回繰り返します。両足の太谿を押していきましょう。
AUTHOR
永田京子
株式会社ウェルネスシアター代表、ちぇぶら更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ6万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。
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