女子一人旅、アーユルヴェーダ体験記・最終回:南インド至福の4日間レポート

 女子一人旅、アーユルヴェーダ体験記・最終回:南インド至福の4日間レポート
Photo by Misa Tokimitsu
Misa Tokimitsu
Misa Tokimitsu
2018-07-28
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スリランカとの違い

ソマティーラムの印象は、スリランカのバーベリンとはまったく異なるものでした。後に訪れた方が緊張がほぐれ、リラックス具合も違うのかもしれませんが、スリランカよりも南インドの方がリゾート的でなんとなく決め事は緩く、開放的な雰囲気で楽しく過ごすことができたように思います。

ドクター
働くドクターとスタッフたち。

南インドも経験豊富なドクターや熟練のセラピスト、各スペシャリストたちにしっかり対応してもらえました。インドのケララ州はアーユルヴェーダ発祥の地と言われているので、トリートメントの内容は濃く、正統派のアーユルヴェダ体験ができます。ゆるやかさの中にも古代からの伝統ある施述をさらっとやっている感じに好感が持て、とても気に入りました。

ソマティーラムでの1日
08:00  ヨガ
10:00  朝食
14:30  トリートメント
17:00  ヨガ
19:00  夕食
22:00  就寝

いよいよシロダーラを体験する時がきました。

4泊5日で行われたトリートメントの中で一番印象に残ったのはやはりシロダーラでした。待ちに待ったシロダーラ。脳と神経のマッサージが目的です。眉間にある第三チャクラから前髪の生え際あたりに、温めたハーブのオイルをゆっくりと垂らし続け深いリラックス状態へ導いていきます。

薄暗い部屋の中でセラピストさんがセットしてくれたのですが、目をつぶっているので全くどのような状態かわからないまま施述が始まりました。なんとなく、おでこに何かが当たっているようで触れてないような....。動いているような気がしたり....。数分くらい経つと時間の感覚も曖昧になってきました。

そして、意識はあるのですが起きてるけど寝てるような感覚の中、突然全身が軽くびくびくっと痙攣し、その後は今まで味わったことのない心地良さに包まれていました。

インド
アーユルヴェータセンター。施術後、施述前の様子。

施述が終了し、部屋から出た時には体からまるで“黒いモノ”が吸い取られたがのように肌に透明感がでた気がしました。非常にすっきりして、本当に気持ちが良かったです。実際は30分らしいのですが、2時間くらい寝ていた気分です。後々、あれは瞑想の一種だったと理解しました。

マッサージなどで寝た事がないくらいリラックスできない体質なのですが、バーベリンで1週間過ごし、ようやく東京生活のざわざわが抜け、シロダーラを受けられるタイミングだったのかもしれません。

その他のトリートメント

他には下記トリートメントを受けました。(※詳細は割愛させていただきます)

  • 全身オイルマッサージ
  • Nasyam(ナスヤム):パンチャカルマの浄化法の一つの点鼻法
  • Snehapanam(スネーハパーナム):ギーと数種類の薬草を煮込んで作った液体を飲んで毒素を排出する療法
  • Sirovasthy(シロヴァスティ):頭にかぶった筒の中に暖めたハーブオイルを流し込み40分くらいそのままの状態で保つ「頭のオイルバス」。
  • Pizhichil(ピリチル):大量の温かいハーブオイルを全身に垂らし続ける施術
  • Njavarakizhi(ナヴァラキリ):ハーブを煎じた液で煮たものを布で包んだボールを薬用ミルクに浸し全身に塗布するトリートメント
  • Tharpanam(タルパナム):ギーで浸す目のトリートメント
  • Karnapooranam(カルナプーラナム):耳のオイルケア
  • Snehavasthy(スネーハバスティ):腸内の流れを円滑にするためのオイル浣腸

スリランカで受けた施述もいくつかありますがケララでの施述はまた違った特別な手法があるらしく、どれも心までほぐされて大満足でした。

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

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