腰痛の原因は背中のコリ?背中全体を解きほぐす【簡単】腰痛改善ストレッチ

 腰痛の原因は背中のコリ?背中全体を解きほぐす【簡単】腰痛改善ストレッチ
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須藤玲子
須藤玲子
2023-06-05

腰痛には様々な原因があると考えられていますが、背骨まわりの筋肉が固まって動きが鈍くなることも原因の一つ。動きが鈍くなると腰に負担がかかるため不調が起こりやすくなると言われています。そこで今回は、腰の不調を抱える人におすすめの腰痛の予防&改善に効果的なストレッチをご紹介します。

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背骨と腰痛の関係

本来、背骨は立っていても座っていても、まっすぐではなくなめらかなS字カーブを描いています。

背骨のS字カーブ
photo by イラストAC

これは、体を動かした時に衝撃や負担が腰にダイレクトに伝わらないようにするためです。自然なS字の形を保つことで背骨はバランスよく動き、まわりの筋肉の柔軟性が保たれています。

ところが、姿勢が乱れたり運動不足による筋肉の衰え、逆に過度な運動で疲労が溜まったりするとS字の形が崩れ、背骨は本来のしなやかな動きができなくなります。そして、腰にかかる負担が大きくなり腰痛につながるのです。

背骨を前後左右に動かして解きほぐす!腰痛予防&改善ストレッチ

腰まわりの筋肉に硬さやハリを感じる人はぜひ今回ご紹介するストレッチをやって、腰にかかる負担を減らしましょう!座ったままでOKの簡単なストレッチです。背骨全体の緊張を緩めることで、腰痛改善だけでなくリラックス効果も期待できます。

やり方

脚の形をひし形にして座った体勢
Photo by Reiko Sudo

1)足の裏と裏を近づけて外側に膝を開き、脚の形をひし形にして座る(膝の角度、かかとの位置を調節する)

2)息を吸って骨盤を立て、背筋を伸ばす

脚の形をひし形にして座り骨盤を後ろに傾けて背骨を丸めた体勢
Photo by Reiko Sudo

3)息を吐き、骨盤を後ろに傾けて背骨全体をしならせて丸める(視線をおへそに向ける)

ひし形の脚の形で座り、背骨を伸ばして上体を前に傾けた体勢
Photo by Reiko Sudo

4)息を吸いながら骨盤を立てて背骨を伸ばし、息を吐きながら背骨を伸ばしたまま前に傾ける

脚の形をひし形にして座り、背骨を右回りに動かすストレッチ
Photo by Reiko Sudo

5)呼吸を整え、次の吸う息でもう一度背筋を伸ばし、吐きながら前から右にスライド、呼吸を続けながらゆっくり右~後ろ~左を通り、円を描く(お尻の下の坐骨を中心に背骨を前後左右に傾けながら右回りに動く)

脚の形をひし形にして座り、背骨を左回りに動かすストレッチ
Photo by Reiko Sudo

6)反対回りも同様に行う

ポイント

背骨は頭の後ろからお尻までつながっているので、背中だけではなく背骨全体を動かすような意識で体を動かしましょう。足の裏全体をぴったり付けなくてもOK!手も足首や脛など楽なところを掴みましょう。

深い呼吸と体の動きを連動させることで、背骨本来のしなやかな動きを取り戻すことができます。骨盤や首や肩まわりも一緒に動くので、腰痛だけでなく肩、首の凝り解消効果も期待できます。また、寝る前にベッドの上に座って行うのもおすすめ!リラックスしてぐっすりよい眠りにつけるはずですよ。

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AUTHOR

須藤玲子

須藤玲子

2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。RYT200/フェイシャルヨガTTC/骨盤底筋トレーニングヨガTTC/リストラティブヨガTTC/陰ヨガTTC/NARDアロマアドバイザー/yuica日本産精油スペシャリスト



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背骨のS字カーブ
脚の形をひし形にして座った体勢
脚の形をひし形にして座り骨盤を後ろに傾けて背骨を丸めた体勢
ひし形の脚の形で座り、背骨を伸ばして上体を前に傾けた体勢
脚の形をひし形にして座り、背骨を右回りに動かすストレッチ
脚の形をひし形にして座り、背骨を左回りに動かすストレッチ