職場、学校、ママ友関係etc.回避できない人間関係の中で自分のメンタルを守る8つの方法

 職場、学校、ママ友関係etc.回避できない人間関係の中で自分のメンタルを守る8つの方法
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石上友梨
石上友梨
2023-05-07

春から新しい生活環境になった人もいることでしょう。職場でも学校でも、ママ友との関係や趣味サークル等どのような場所でも避けて通れないのは「人間関係」です。なるべく人との関わりを少なくしようと思っても、誰とも関わらずに生活するのは難しいこと。例えば、趣味のジムで人間関係の問題が生じたら、ジムを変えるという手があります。しかし、職場や学校等、なかなか変えられない場合はどうしたら良いのでしょうか?もし合わない人がいたら、自分を傷つけるような人がいたら、どう対応すべきでしょうか。今回は、回避できない人間関係の中でメンタルを守るコツを紹介します。

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自分自身を理解する

まずは自分自身をよく理解し、自分がどのようなことにストレスを感じるか、どのような人と合わないのかを知ることが大切です。自分のストレスに鈍感だと、自分にとってマイナスの人間関係に自ら突っ込んでしまいストレスを増やしてしまうことがあります。自分がストレスを感じやすい状況を把握することで、それに対処するための方法を考えることができます。

なるべく接触を減らす

避けられない人間関係でも、なるべく接触を減らすことはできます。苦手な相手との直接的なコミュニケーションを最小限に減らしましょう。例えば対面の会話を避けてメールやチャットでのやりとりにしたり、1対1の会話ではなく、複数人での会話にしたりしましょう。ただし、必要最小限のコミュニケーションを保つ必要はあるかと思います。そのような時は、あえてマスクをして話すことも効果的です。マスク等、何かに包まれている感覚は人に安心感を与えます。

マスク
あえてマスクをしてコミュニケーションすることも効果的。
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居場所を複数持つ

自分の居場所を複数持つことが大切です。もし、職場以外に所属しているコミュニティがなければ、職場の人間関係が与える影響がとても大きなものとなります。しかし、家族、学生時代の友人、趣味の仲間、別の趣味の仲間等、複数の居場所があれば、その影響力も分散されます。そして、自分と合わない人、自分を傷つけるような人から距離を置く代わりに、一緒にいてポジティブな気持ちになれる人たちとの交流を増やしましょう。

睡眠と休息をしっかりとる

十分な睡眠と休息をとることは、メンタルヘルスを保つためにとても重要です。睡眠不足や疲れがたまると、ストレスに対する耐性が低下し、苦手な人間関係がいつも以上にストレスに感じてしまいます。ストレスによる負荷を回復するためにも、睡眠と休息は必要なことです。睡眠については量だけではなく、質を高めることも意識しましょう。寝る前のスマホを減らす、寝る前はリラックスできる時間を作る、アロマをたく、寝心地の良い寝具を用意する等、睡眠環境を整えることもオススメです。

ストレスを解消する

ストレスを解消することで、メンタルヘルスを保つことができます。例えば、運動をしたり、趣味に時間を費やしたり、リラックスするために瞑想や深呼吸をするなど、自分に合ったストレスを軽減する方法を見つけることが大切です。

捉え方を変える

私たちはストレスを抱えているときほど、物事をネガティブに捉える癖があります。もしネガティブ思考に入っているなと気づいたら、「客観的な事実」を探してみること、あえてポジティブ思考をしてみることなど、様々な角度から捉えられるか試みましょう。視点を切り替えることで、現状に対する捉え方が変化し、ストレスや気分が変化するかもしれません。

自分を愛する・大切にする時間を作る

過酷な環境、ストレスが多い環境にいる時ほど、自分を愛する・自分を大切にする時間が必要です。自分を大切にして、自分自身を癒す時間を作りましょう。何をしたら自分は心地の良いのかな、自分は喜ぶのかなという視点を持ち、自分自身に優しい言葉をかけたり、優しい行動をとるようにしましょう。

サポートを求める

強いストレスが継続する場合は、サポートを求めることが重要です。家族や友人、専門家の支援を受けることで、ストレスに対処するための戦略を作成したり、適切な治療を受けたりすることができます。

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石上友梨

石上友梨

大学・大学院と心理学を学び、心理職公務員として経験を積む中で、身体にもアプローチする方法を取り入れたいと思い、ヨガや瞑想を学ぶため留学。帰国後は、医療機関、教育機関等で発達障害や愛着障害の方を中心に認知行動療法やスキーマ療法等のカウンセリングを行いながら、マインドフルネスやヨガクラスの主催、ライターとして活動している。著書に『仕事・人間関係がラクになる「生きづらさの根っこ」の癒し方: セルフ・コンパッション42のワーク』(大和出版)がある。



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