くびれのない寸胴わき腹、原因は肋骨にあり?肋骨をキュッと締める簡単ストレッチでくびれ作り!
くびれのない寸胴のわき腹を引き締めたい!筋トレをしているけれど、くびれができない。効果がわからない…。その理由はもしかしたら肋骨にあるかもしれません。今回は、肋骨周辺の筋肉をほぐしてキュッと締めるストレッチエクササイズのご紹介です。
肋骨とくびれの関係
鎖骨から下、胸や背中、左右のわき腹にかけて、鳥かごのような形で存在する肋骨は、心臓や肺などの臓器を守る役割があります。
また、呼吸とも密接な関わりがあり、肋骨が大きく広がったり小さく縮んだりすることで、たくさんの空気が全身に送られて深い呼吸が続きます。
肋骨が開いたときには肺が膨らみ、同時にウエストや腰回りも横に広がるため、くびれのない状態になります。逆に、肋骨を閉じて締まった時にはウエストや腰回りも内側に引き込まれます。
つまり、くびれを作るには肋骨を閉じて締めることが大きなポイントになります。
肋骨を締めるときに使われる深層部の筋肉、呼吸筋の一部である「肋間筋」や「横隔膜」もくびれ作りに欠かせない筋肉と言えるでしょう。
肋骨を締めてくびれを作る!ストレッチエクササイズ
肋骨は呼吸とともに動きます。今回紹介するのは、深い呼吸と共に、開いた肋骨とたるんだわき腹を同時に締めるエクササイズです。
やり方
1.脚を左に流した横座りになる
2.右手を体から少し離した床に下ろし、左手を斜め上に伸ばして息を吸う(左体側、肋骨を広げるストレッチ)
3.息を吐はがら、左のお尻を床から浮かせ、丸めこむように左手を右脇の下へ通して、肋骨とわき腹を締める
4.呼吸に合わせて2~3の動きを10回程度繰り返す
5.右ひじを床に下し、身をゆだねるようにして体を右側に倒す(背中から腰、肋骨まわりを緩めるストレッチ)
6反対側も同様に行う
ポイント
ポイントは、反動をつけずにじっくり行うこと。呼吸と肋骨の動きを連動させながら広げて締める動きを繰り返します。
肋骨を締める時には、わき腹も同時にキュッと引き込む意識をしてみましょう。背中の張りや肩こり緩和にも効果的なエクササイズです。
呼吸を深めながらリラックスして行うことも、大切なポイントになります。寝る前、ベッドの上でもできるので、さっそく今夜から始めてみませんか?
AUTHOR
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。
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