【座ったままで簡単!】起きた瞬間に感じる肩〜背中の痛み・ダルさをやんわりほぐすストレッチ3つ
朝、起きた瞬間からツラい肩や背中の痛み・ダルさ。今回はベッドの上で体を起こし、座ったままできる簡単なストレッチのやり方をご紹介していきます。
寝起きの肩~背中が痛いダルい主な原因3つ
起床後に感じる体の痛みやダルさ。特に、肩~背中にかけてずっしりとだる重く感じることは多いのではないでしょうか。寝ている間に疲労が回復してすっきりとした状態で目覚めるはずの朝に、肩~背中が痛むのはなぜなのでしょう?
主な原因として考えられるのは…
● 寝ている間は、体を大きく動かさないから
夜、寝ている間、寝返りを打つ以外に体を大きく動かすことがありません。そのため、動かされずにいる筋肉が凝り固まってしまいます。また、横向きで寝るクセがある方は長い時間肩や背中が丸まった姿勢が続くことで、起床後に凝りの症状が強く出ることが考えられます。
他にも、マットレスが柔らかすぎたり硬すぎたりして体圧がうまく分散されないことでも、寝ている間に体が凝りやすくなります。
● 枕の高さが合っていない
・枕が高すぎる・・・頚椎(首)の湾曲がなくなって真っすぐになり、首・肩~背中の筋肉が緊張して負担がかかる
・枕が低すぎる・・・頚椎(首)が頭を支えにくく不安定な姿勢が続くことによって、首・肩~背中の筋肉に負担がかかる
● 日中の姿勢がよくない
猫背の姿勢や前かがみの姿勢が習慣化されてしまうと体の背面の筋肉が緊張した状態が続きます。日中は寝ている時とは違って意識的に姿勢を正すことができる日中は、不良姿勢が続かないようにする、もしくは強張った筋肉をほぐすようにするなどの工夫をしてあげると、凝りを溜めにくくなるでしょう。
それでも、肩や背中が凝っていると感じる場合は、今回ご紹介するストレッチを起きてすぐにやってみてください。
朝からガチガチな肩~背中をほぐす「座ったまま」簡単ストレッチ3つ
ストレッチ1
<やり方>
1)あぐらの姿勢で座り、体の前で両手の指を組む
2)骨盤を立て、左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)に均等に体重を乗せる
3)息を吐きながらひじを伸ばし、背中を丸める
4)腕を肩の高さに持ち上げ、頭を下げる
5)手と肩甲骨で前後に引っ張り合うようにして呼吸を5~10回ほど繰り返す。余裕がある場合は、3)の姿勢から腕を左右に動かしてみてもOK
ストレッチ2
<やり方>
1)あぐらの姿勢で座り、胸の前で手を握り脇を開く。前腕(ひじ~手首まで)が床に対して水平になる姿勢を意識する
2)息を吸いながら無理のない範囲で両ひじを高く持ち上げる。肩甲骨の動きを意識しながら、肩を軽くすくませるようなイメージ
3)息を吐きながら両ひじを体側に添えるようにして、ひじ・肩を下げる
4)呼吸に合わせて、この動きを5~10回ほど繰り返す
ストレッチ3
<やり方>
1)あぐらの姿勢で座り、左手を右側頭部に添える。左腕は耳のラインを目安に持ち上げ、真横から頭を包み込むようにする
2)息を吐きながら左腕の重さを使って無理のない範囲で頭を左側に倒す。この姿勢で呼吸を5~10回ほど繰り返す
3)息を吐きながら2)2の姿勢から、あごを引いて頭(目線)を下に向ける。この姿勢で呼吸を5~10回ほど繰り返す
4)1)〜3)まで終わったら、反対側も同様に行う
朝は一日の始まり。朝の時間を気持ちよく充実させることは、一日の質を高めることにもつながります。そのためにも起床後の肩~背中の痛み・ダルさを少しでも楽にしたいですよね。ぜひ、参考にしてみてください。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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