【体幹強化・姿勢改善におすすめ】苦手な原因を知って、無理なく反れる身体に「後屈の正しいやり方」
私たちは日常生活で前傾姿勢をする機会は多いのですが、背中を反らす機会はあまりありません。 ヨガの「後屈のポーズ」が苦手という人も多いのではないでしょうか。後屈のポーズは、胸が開くため呼吸がしやすくなりますし、呼吸が整うとメンタルも安定します。後屈のポーズが苦手な原因を知り、克服していきましょう!
後屈が苦手なのは「背中ではなく腰を反らせている」から
ヨガのポーズの中にある、背中を反らして体の前側を伸ばす「後屈のポーズ」。苦手意識を持っている人も多く、その理由の一つに「背中ではなく腰で反ってしまっている」ということが挙げられます。
後屈ができない理由は他にも
「背中が硬い」以外にも、後屈が上手にできない理由はいくつかあります。
・前ももが硬い…後屈では前ももを伸ばします。太ももの前側が硬いと、うまく伸びず後屈がしにくくなることがあります。
・胸の筋肉が硬い…背中を反るコツは「肩甲骨を寄せる」こと。胸の筋肉が硬いと、肩が後ろに引けず肩甲骨が寄せにくくなります。
・下半身の筋力不足…下半身の踏ん張る力がないと、上半身を起こすことが難しくなります。
上向きの犬のポーズのポイントと効果
「上向きの犬のポーズ」をはじめとする後屈のポーズは、腰を反らすのではなく、背中で反るのが大事なポイントです。少し肩を後ろに引き胸を開いて、肩甲骨を寄せることを意識しましょう。
また、上向きの犬のポーズは、身体に嬉しい効果をもたらしてくれます。
・呼吸機能を高める
・気持ちを前向きにする
・体幹を強化する
・姿勢を改善する
上向きの犬のポーズにチャレンジ
後屈が苦手な人のために、「上向きの犬のポーズ」をコツを押さえながらレクチャーしていきます。
①うつ伏せに寝ます。両ひじを床につき脇を締めて胸の横に持ってきます。
②下半身に力を入れて、ゆっくりと上体を起こします。(ベビーコブラのポーズ)
③足の甲と手のひらで床を押しながら、さらに上体を起こしていきます。腰に負担を感じる場合は、起こす角度を緩めましょう。
④肩を少し後ろにひき、胸を開いた状態で30秒キープしましょう。
⑤お尻を後ろにひき、かかとの上にお尻をのせ、おでこを床につけ丸くなります。(子どものポーズ)。腰と背中をゆるめましょう。
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AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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