落とし穴…動かすバランスが偏っていない?背骨と骨盤が整う!前屈と後屈が同時にできる簡単ストレッチ
普段から寝る前やお風呂上がりにストレッチを取り入れている、という人も多いと思います。前屈はストレッチの中でもメジャーなステップですが、前屈をした分「後屈」もしていますか? 今回はストレッチに「後屈」を入れた方がいい理由と、座ってできる簡単ストレッチをご紹介します。
ストレッチに後屈を取り入れた方がいいわけ
前屈はストレッチの中では比較的取り入れやすく、柔軟性を高めて身体の巡りを良くする効果があるので、習慣化になっている人も多いと思います。ですが、柔軟性を高めるためにはバランスも大切。前屈で身体の後ろを伸ばした後には、必ず後屈で身体の前側も伸ばしましょう。
日常生活で後屈の機会は少ない
私たちの普段の動きを考えてみると、スマホを見る動作やパソコン作業、家事や運転など、全て前側に腕を回して行うことが多くありませんか? それらの姿勢は浅い前屈の動きとなっています。身体が内側に入りやすくなっていると肩こりや姿勢の悪さにもつながるので、後屈をして身体の前側を開いていく必要があります。
後屈でフェイスラインもすっきり
後屈をすると、顔が自然と持ち上がり首の前側も伸びていきます。首やその先のあごのラインがすっきりするので、細見え効果も期待できます。
前屈と後屈ができる「キャット&カウ」のポーズ
ヨガをしていなくても知っている人の多い「キャット&カウ」のポーズ。四つん這いになり、骨盤と背骨を中心に動かしていくポーズです。
骨盤を前に倒した後後ろに倒すという動きを繰り返すことで、股関節やお尻、お腹周りの動きがなめらかになり、下半身の血流も改善します。また、背骨を1本1本丁寧に動かすことにより、内臓の動きも助けられ、自律神経が整う効果も期待できます。
座って行う簡単キャット&カウポーズ
股関節ほぐしとキャット&カウのポーズをミックス。体が硬い人や運動が苦手な人でも、手軽に股関節ほぐし、前屈、後屈が行えます。
①あぐらをかくように床に座り、両足裏を合わせ、膝を外側に広げましょう。両手は足のつま先を優しくつかみます。
②息を吸いながら骨盤を前に倒します。あごを上げて背骨をしならせます。耳と肩の距離を離すように、首の前側を伸ばしましょう。
③息を吐きながら目線をおへそに向けて、首の後ろ側を伸ばします。背骨を上から順に丸めていき、骨盤を後ろに倒します。
④呼吸のリズムに合わせてゆっくりと続けていきましょう。
詳しい動画は、こちらからご覧いただけます
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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