【後屈はメリットがたくさん】頭から肩回りの詰まりを解消、頭痛や肩こりの軽減にも!簡単反らしポーズ

 【後屈はメリットがたくさん】頭から肩回りの詰まりを解消、頭痛や肩こりの軽減にも!簡単反らしポーズ
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「コブラのポーズ」という名前は知らなくても、ポーズを見れば「知っている」という人は多いと思います。では、ヨガの動きの中でどうしてこのポーズが取り入れられているのでしょう?「コブラのポーズ」をしても、上手にできないし、イマイチ気持ち良さも感じられない…という人のための、正しい「コブラのポーズ」とり方をお教えします。

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身体を反らせるといいことがたくさん!

コブラのポーズは、サンスクリット語で「ブジャンガ・アーサナ」。コブラが戦いの際にぐっと首を伸ばして威嚇する姿をイメージしたことが、このポーズの由来となっています。

コブラのポーズについては、身体を反らせるというイメージがある人が多いのではないでしょうか? では、身体を反らせることでどんな効果があるのでしょうか。

・お腹から胸にかけてが広がり、内側に入りがちな姿勢をニュートラルな状態に戻す。
・コブラのように首を長く保つことから、頭から肩回りの詰まりが解消される。
・血流が良くなり、頭痛や肩こりの軽減につながる。
・お腹から頭の先まで自然なカーブが描かれることで、呼吸が多く取りられるようになる。

コブラのポーズの攻略ポイント

正しい位置に手をつける

コブラのポーズを心地良くこなす最大のコツは、手の位置です。手の位置がずれると、うまく身体を起こせず肩と首の距離が近くなります。肩や首周りが窮屈になり、苦しさを感じることもあります。

ポイントは、手のひらを大きく広げてひと差し指が胸の横にくる位置に置くこと。プランクポーズから身体を下ろしコブラのポーズをとる場合は、身体を少し前にスライドさせながら両手の間に胸が下りるようにすると、スムーズに動きが繋がります。

下半身の力を抜かない

コブラのポーズのような上半身を持ち上げるポーズは、下半身の土台がとても重要であり、効果にも違いが出てきます。下半身の力が抜けていると、腕の力で身体を起こすことになり、腰痛を引き起こす原因となります。下半身の筋力の使い方が心地良さや身体への負担に関わってくるので、しっかりとマスターしましょう。

正しいコブラのポーズをマスターしよう

①手のひらを大きく開き、胸の横に置いてうつ伏せになりましょう。ひじは開かず身体に沿わせます。

1NG
photo by Naoko Iwasaki
1OK
photo by Naoko Iwasaki

②両足は腰幅に開いてまっすぐ伸ばし、両親指が平行になるように。足の甲と恥骨でマットを押して、下半身に軽く力を入れてください。

コブラ②
photo by Naoko Iwasaki

③力を入れた下半身と背中の筋力を使って、上半身を浮かせます。

④上半身が浮き上がってきたら、両手でマットを押して上半身をしっかり起こします。

【ポイント】

肩がすくまないよう肩を外旋させて(腕を外側に回して)、首を長く伸ばし、肩甲骨を下げましょう。耳と肩の距離を遠ざける感覚です。

3NG
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3OK
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 ⑤一度息を吸って、吐きながらゆっくり身体をマットにします。

詳しい動画はこちらからご覧いただけます。

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AUTHOR

岩﨑奈緒子

岩﨑奈緒子

11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。



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