【開脚が苦手な人にやって欲しい!】開脚のジャマをする筋肉「薄筋」をほぐすストレッチ
内ももにある筋肉の中でも開脚ストレッチを一番邪魔している可能性があるのが、じつは「薄筋」という筋肉です。今回はその薄筋の特徴と薄筋をほぐすストレッチをご紹介します。
開脚ストレッチを邪魔する筋肉って?
開脚系のストレッチが苦手と感じている方に是非知って頂きたいのが、内ももの筋肉の中にある「薄筋」という筋肉です。
イラストからも分かるように内ももの筋肉(内転筋群)の中でも唯一薄筋だけが膝関節をまたいでいるのです。このように関節をまたいでいる筋肉を二関節筋と言いますが、実は二関節筋は硬くなりやすいという特徴があります。
開脚系のストレッチやヨガのポーズを行う際に、膝がなかなか伸びないまたは膝を伸ばした途端に急にキツくなると感じたことはないでしょうか?それはまさしく薄筋が伸びにくくなっていることが原因です。
薄筋をストレッチするメリットはたくさん!
薄筋をストレッチすると、開脚ストレッチがやりやすくなる他にも様々なメリットがあります。
内股や脚の捻れの予防と解消
薄筋は股関節や脛骨(膝下の骨)を内旋させる働きがありますので、薄筋が硬くなってしまうと内股や膝下の捻れが起こりやすくなります。
膝痛の予防と解消
薄筋は脛骨(膝下の骨)の内側に付着していることから、薄筋が硬くなってしまうと膝関節の内側が圧迫されやすくなり、それが膝痛に発展してしまうこともあります。
腰痛の予防と解消
薄筋が硬くなると脚を後方へ出す動きが制限され、歩行時や階段の上り下りの際に骨盤や腰椎(腰の骨)に負担がかかりやすくなってしまいます。
脚のラインが綺麗になる
薄筋は内ももの表層にあるため、脚のラインにダイレクトに繋がります。薄筋のストレッチを継続することで、内ももや脚全体の印象も変わります。
薄筋ほぐしストレッチをやってみよう
呼吸を止めないようにしながら、心地よく伸びを感じる範囲で行いましょう。
①膝立ちの姿勢から片方の脚を斜め前に伸ばします。つま先を上げて股関節からワイパーのように脚を左右に10回動かします。
②つま先と同じ方向へ膝を向けたまま、膝の曲げ伸ばしを5回行います。
③ ②の姿勢から両手を床につき、②同様に膝の向きに注意しながら膝の曲げ伸ばしを5回行います。この時、膝が完全に伸びなくても大丈夫です。心地よく伸びを感じる範囲で行いましょう。
④次に右腕を半円を描くように動かしながら、おへそも右へ向けるようなイメージで体幹を動かします。次に左へも同様に行います。この時、腕や体幹が大きく左右にひらけなくても大丈夫です。内もものストレッチを感じながら心地よい強度で行いましょう。
⑤反対側の脚も同様に①〜④まで行います。
動画で確認したい方はこちら
AUTHOR
Masako Janeway
ハワイ島在住のヨガ講師 / パーソナルトレーナー / 空手家。2017年に東京からハワイ島へ移住し、ハワイの文化を学びながら人と地球にやさしい暮らしを実践中。大自然溢れるハワイ島からオンラインを通じてヨガ、瞑想、ボディコンディショニングなどのセッションを世界中の方へ提供中。フィットネスとヨガ通算指導歴は30年以上。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く