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【デリケートゾーンが痛い、かゆい、臭う…】更年期世代の女性が悩む腟トラブル「GSM」原因と対処法
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女性ホルモンの減少が症状を引き起こす
同年代の半数以上が悩まされているのですから、GSMは決してまれな状態ではなく、また、恥ずかしい症状でもありません。閉経期にGSMが起こりやすくなるのは、女性ホルモンの減少に原因があります。閉経前後、更年期には女性ホルモンのエストロゲンが急激に低下します。
エストロゲンには、皮膚や粘膜の潤いを保つ役割があります。閉経期や病気、体質などで女性ホルモンが減少すると、膣の粘膜が萎縮したり、乾燥が起こりやすくなります。また、膣はもともと自浄作用を持っていますが、その変化によって細菌が繁殖しやすくなってしまいます。すると、膣に炎症が起こりやすくなるのです。
GSMは、残念ながら自然にはよくなりません。とはいえ、誰かに相談しにくい場所ですから、放置してしまいがちです。自分でできる対策ケアもありますので、ぜひ取り入れて、ケアしていくようにすることが大切です。
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AUTHOR
永田京子
株式会社ウェルネスシアター代表、ちぇぶら更年期トータルケアインストラクター 1,000名を超える女性たちの調査や医師の協力を経て “更年期対策メソッド”を研究・開発・普及。口コミで広まり、企業や医療機関など国内や海外で講演を行い述べ6万人以上が受講。2018年カナダで開催の国際更年期学会で発表。著書「女40代の体にミラクルが起こる!ちぇぶら体操(三笠書房)」、「はじめまして更年期♡(青春出版社)」。
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