自分らしいヨガクラスの作り方|内山理名さんが学ぶ!よいティーチャーになるためにVol.2

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 自分らしいヨガクラスの作り方|内山理名さんが学ぶ!よいティーチャーになるためにVol.2
Shoko Matsuhashi

ヨガ講師としての第一歩を踏み出した内山さん。UTL卒業生である先輩ティーチャー・AVIさんに、自分らしいクラスの作り方を伺いました。

経験や知識を生かしたオンリーワンのクラス作り

AVI:私もティーチャーになったばかりの頃、「自分らしいクラスってどう作っていけばいいんだろう」とよく考えていました。ヨガを教える経験や知識はまだ浅いけれど、私は、ずっとモデルの仕事をしていたので、それをクラスにも生かしたらいいんじゃないかと思って。
内山:モデルのお仕事を?
AVI:たとえば「山のポーズ」を教える時には、「足裏の使い方、左右のバランスや前後の体重のかけ方を意識すると立ち姿がキレイになりますよ」という伝え方をするんです。
内山:なるほど。「美」という視点は、モデルのAVIさんならでは。「山のポーズ」をどう見るか、伝えるかというのもティーチャーの個性なんですね。
AVI:内山さんも長く女優業をされているから、役者さんならではの視点でヨガを伝えることができると思いますよ。
内山:そうですね。山のポーズだったら山になりきるとか、その役になりきるためのイメージングの仕方はこれまでの経験値からいろいろお話しできるかも。
AVI:あとは、音楽なんかも自分らしさを出しやすいですね。
内山:AVIさんはクラスでどんな音楽をかけています?
AVI:ポップやロック、歌詞が入っているものなどいろいろ。瞑想にはリズムの取りやすそうな曲、盛り上げていくところではアップテンポな曲……と自分でミックスを作っています。
内山:逆に「自分のカラーを出しづらいな」という時って?
AVI:もちろん、ありました。ヨガをやりこんでいそうな人がいっぱい来ている時とか(苦笑)。緊張すると、自分らしさを発揮するのは難しくなりますよね。
内山:そうですよね。クラスを楽しめるようになるまで、どれくらいかかるんだろう……。
AVI:半年から1年くらいかなあ。それまでは、カンペを作ってそれを見ながらやっていましたよ。
内山:えー! ちょっと安心しました。そういう話を聞けて。
AVI:最初は緊張でいっぱいだったけれど、ある時から「興味を持ってわざわざ私のクラスを選んで来てくれているんだから、もっと気楽に構えよう。楽しもう」って考えるようになったんです。今では笑いのつかみも取れるようになりましたよ。関西人だから、オチがちゃんとついた時は、よしって(笑)。
内山:おもしろい! ちなみに、モデル業とヨガティーチャー、2つの仕事の両立は大変だと思うんですが、その中で「学びの場」をどう作っていますか?
AVI:どんなに忙しくても、毎日のヨガは欠かさないようにしています。私の場合は、お風呂に入る前にマットを先に敷いて、上がったらヨガをするって決めているんです。あとは他の先生のクラスやイベントに参加すると、いろいろな気づきがありますね。
内山:ヨガを教える立場になっても、学び続けていくという気持ちは大事ですね。今日はとても勉強になりました。私もがんばります!

内山さんからAVIさんに質問!

Q.役に立ったグッズは

「ドーシャに合わせたアロマsatutui ( UTLにて販売)を手首につけておくと、アジャスト時に良い香りが。生徒さんからも好評です」

ドーシャ

Q.アジャストで気をつけていることは?

「意識するポイントを、その人だけでなく、クラス全体に聞こえるように伝えながらアジャストに入るといいですよ」

Q.クラス作りの参考は?

「マイルズ先生監修のアプリYOGA SENSEI。クラスのプランニングをする時に重宝します」

ヨガレッスン
(photo by Shoko Matsuhashi)

教えてくれたのは…AVI先生

スペイン在住。日本人とイギリス人のハーフのモデル。2012年、アンダーザライト ヨガスクールでのティーチャートレーニングを修了2015年、米国ヨガアライアンス認定講師RYT500を取得。

 

※表示価格は記事執筆時点の価格です。現在の価格については各サイトでご確認ください。

Photos by Shoko Matsuhashi
Hair&make-up by Marie Sakano(Allure) Mayumi Tsuchiya(Fix-up)
Text by Chisato Egawa
yoga Journal日本版Vol.51掲載

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