上半身がゴツく見えるのは【肩こり】のせいかも? 肩・デコルテの華奢見えを叶える「肩こりほぐし」
薄着になるこれからの季節、上半身をもう少しほっそり見せたいという声が多く聞かれるようになりました。実は、肩こりを解消するだけで肩のラインが華奢に見えるって知っていましたか?座ってできる簡単肩ほぐし術をご紹介します。
厚みのある肩周り、慢性的な肩こりが原因かも?
肩のラインがもたっとしていてボリュームが出て見える、というお悩み…もしかすると慢性的な肩こりが原因かもしれません。肩がこっている状態というのは、肩周りの筋肉が緊張して血行が悪くなり、筋肉がむくんでさらに血行が悪くなるという負のスパイラルで慢性化しているからです。そんな血行が悪い状態を放っておくと、贅肉がつきやすくなり肩周りに余計な脂肪が溜まりやすくなってしまうのです。
日常の姿勢に注意して肩こりを予防しよう
スマホやパソコンを見ている時間が長いと、上半身が前傾して猫背になったり巻き肩になる可能性が高まります。姿勢が崩れると肩がこりやすくなるため、パソコン作業の際はモニターの位置を上げて画面の高さを目線に合わせるなどの工夫をしてみましょう。また、運動不足や不眠も肩こりの原因の一つ。通勤時間に歩いてみたり、日常的にストレッチを行うなどの運動習慣を作りましょう。
肩こり解消のためにアプローチしたい3つの筋肉
僧帽筋
首から肩、背中の上部にかけてついている筋肉で、上部・中部・下部でそれぞれ働きが変わります。主に肩甲骨の動きに大きく関わる筋肉で、僧帽筋が硬くなると肩がこりやすく、姿勢が崩れる原因にもなります。
肩甲挙筋
頸椎と肩甲骨を繋いでいる筋肉で、肩甲骨を引き上げる働きをします。寒い時や緊張している場面などで肩をすくむときに働く筋肉です。無意識にすくんでしまうことも多く、そういった状態が続くと過度な緊張が続き、慢性的な肩こりに繋がります。
菱形筋
背骨から左右の肩甲骨にかけてついている筋肉で、肩甲骨を寄せる動きをしています。菱形筋が硬くなると肩甲骨同士が開いてしまい、猫背や巻き肩の原因にもなります。
3つの筋肉にアプローチするほぐし術
①床か椅子に座り、頭の後ろに両手をまわし指を絡めます。
②背筋はまっすぐ伸ばしたままあごを引きます。首の後ろから背中上部がじわじわ伸びるのを感じながら、顔を左右に揺らします。
②左手を右耳の後ろに軽く添えて、左斜め下を見るように軽くあごを引き、右斜め後ろの首筋を伸ばしましょう。
③数呼吸キープした後、反対側も行います。この時、手は軽く添えるだけで無理に押さないように気をつけましょう。
④両手をまっすぐ前に伸ばし、胸の前で指を絡めます。
⑤繋いだ両手の甲を遠くに出しながら背中を大きく丸めて、肩甲骨の間を広げます。両腕で大きなボールを抱えるイメージをしながら、左右にゆっくり揺らして背中をほぐしましょう。
⑥数回揺らしたら、息を吸いながら手のひらをひっくり返して伸びをします。息を吐きながら両手を解放しましょう。
⑦手のひらを上にして、身体の前でひじから小指までをくっつけます。
⑧両ひじをみぞおちの方へ引き込みながら背中を丸めます。肩甲骨の内側に伸びを感じましょう。
⑨背筋を伸ばし、合わせたひじが肩のラインまで上がったところで両手を離して、真横に開きます。胸を張って肩甲骨が寄っていくのを感じましょう。
⑩再びひじ同士を合わせてみぞおちへ引き寄せる動きに戻ります。この動きを交互に数回繰り返しましょう。
AUTHOR
HINACO
東京都出身。20代に入った頃、自身のことを気にかけていなかった生活から、ヨガを通して身体やマインドの変化を感じるようになり、オアフ島へ渡ってヨガの学びを深める。毎朝マインドフルネス瞑想やヨガを実践し、日々探究。“今“ある自分を最大限体験するようなヨガ、マインドフルネスを伝えている。(2021年ヨガフェスタ講師/マイプロテインヨガ講師/TODAYヨガスタジオにてレッスン開催中)
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