【憧れのくっきり出た肩甲骨】原因は筋肉の硬さ|肩甲骨まわりの筋肉をほぐす菱形筋ストレッチ
「肩甲骨を寄せてと言われてもできているか分からない」。私がヨガレッスンをする際、生徒さんからよく言われる言葉です。肩甲骨まわりの筋肉が硬くなりすぎると、肩甲骨が自在に動けなくなり、肩甲骨が埋もれてしまいます。今回は肩甲骨を寄せるために必要な「菱形筋」にアプローチするストレッチをご紹介します。
肩甲骨の仕組み
肩甲骨は体幹とは直接つながっておらず、鎖骨のみでつながっています。腕の上げ下げや腕を回す運動の際に連動して、自在に動くことができます。本来は羽のようにくっきりと浮き出すことができるのですが、肩甲骨まわりの筋肉が硬くなったり、筋力が低下すると、自在に動かすことができなくなってしまします。いわゆる肩甲骨が埋もれるという状態になってしまうのです。
肩甲骨が埋もれる原因
デスクワークやパソコン作業、スマートフォンの操作による、前かがみの姿勢が長時間続くと、肩甲骨が広がり肩甲骨が埋もれる原因になります。また、肩甲骨まわりの筋肉が硬くなることでも埋もれてしまいます。
肩甲骨を引き寄せる「菱形筋」の働き
肩甲骨を浮かせるためには、肩甲骨を背骨に引き寄せる働きをする「菱形筋(りょうけいきん)」にアプローチすることが必要です。菱形筋とは背骨と肩甲骨についている深層筋のことで、表層にある僧帽筋などをサポートする働きをしています。
菱形筋をほぐすメリットは他にもたくさん
菱形筋が硬くなると、肩甲骨が左右に開いたままになり、猫背の原因になります。また血の巡りやリンパの流れが悪くなるので、老廃物も溜まっていきます。他にも、背中が疲れやすくなったり、酸素が行き届かないことから頭痛を引き起こすこともあります。
菱形筋をほぐして肩甲骨を浮かせるストレッチ
①四つん這いになり、肩の下に手首、股関節の下にひざがくるようにセットしてください。
②左のひじを曲げ、手のひらからひじまでを床につきます。
③お尻の位置を動かさずに、右手をできるだけ遠くに伸ばします。
④体重を右側にかけていきます。右の脇下から二の腕が伸び、右の肩甲骨が寄っていくのを感じましょう。反対側も同様に行ってください。
動画で確認をしたい方はコチラ
AUTHOR
上村ゆい
精神保健福祉士・社会福祉士の国家資格を持つヨガインストラクター。精神科勤務・飲食店・美容部員・農業など幅広い職種を経験し、2017年からフリーランスのヨガインストラクターとして様々な場所でレッスンをする。2019年から古民家を借りて、ヨガ教室を主宰。2021年からトータルビューティを学べるオンラインサロンを開設。どちらかというと身体が硬めのヨガインストラクター。
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