【いくら腰をもんでも腰痛が治らない】長年の腰痛悩みを解消!椅子を使った「お尻ほぐし」
腰痛が気になるからストレッチで腰の周りをほぐしている、という人多いと思います。それでもなかなか痛みが取れないという場合、原因は違う部分にあるかもしれません。いすに座ったままできる「簡単ほぐしストレッチ」をご紹介します。
身体が痛いとき原因は違う部分にあるかも
関節周りに痛みを感じる場合、もしかすると原因はほかにあるかもしれないということを覚えておいてください。
例えば、肩が痛い場合、原因は肩ではなく姿勢の悪さが原因だということが考えられます。猫背などの姿勢の悪さで頭が前に出すぎて、重い頭を支えるために首や肩に負担がかかり、結果、肩が痛くなっているのです。
ほかにも膝が痛い場合は、膝そのものよりも、そこに近い関節である股関節や足首周りをほぐすことで痛みが改善することがあります。
痛みの部分ではなく全体に目を向けよう
身体は全体でバランスを取っているからこそ、痛みも違う場所に表れやすいのです。どこかに痛みを感じると、ついそこばかりに意識が向きがちなりますが、「もしかすると違うところからの影響かもしれない」ということを知っておくと視野や選択肢が広がってくると思います。
腰痛の原因も「腰」ではない場合がある
腰痛の場合も同様です。その原因はもしかするとお尻かもしれません。考えられるのは、お尻の正面に広い面積である「大殿筋(だいでんきん)」と、お尻の上部と外側に広がり、腰骨付近からお尻に向けて手を添えたときにちょうど手の平が当たる部分に位置する「中臀筋(ちゅうでんきん)」です。
この2つの筋肉は、座る際に骨盤を立てた状態を保ったり、股関節を屈曲する動作に使われています。デスクワークなどで長時間同じ姿勢が続くと、血流が悪くなってしまい溜まった老廃物を上手く排出することができず、次第にそれらの筋肉は硬くなってきます。そして腰全体に痛みなどの不快感が出始める、というわけです。
座りながらできるお尻ストレッチ
腰痛を感じたら、腰だけでなくお尻全体の筋肉もほぐしていきましょう。紹介するのは、お仕事の休憩中などに簡単にできるいすストレッチです。
1、いすに座ります。その際、足はつま先だけではなく足裏全体を床につけてください。
2、片方の脚を持ち上げ、膝を曲げて外側に倒し、くるぶしを反対の脚の太ももの上に乗せます。両手は倒した方の膝とくるぶしに置きましょう。
3、息を吸いながら背筋を伸ばし、吐きながら背筋を曲げずに身体を前に倒します。 お尻の外側から太ももにかけて伸びているのを感じましょう。反対側も同様に行ってください。
詳しい動画は、こちらからご覧いただけます。
AUTHOR
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。
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