腹筋運動苦手な人、やってみて!【頑張らずに勝手に腹筋がつく】1日5回の壁ピタ腹筋
仰向けで上半身を起こす腹筋運動。「うまく上半身が起こせない」「首が痛くなる」「腰が痛くなる」そんな悩みはありませんか?そんな時にオススメしたいのが壁ピタ腹筋。重力を味方につけて動けば、頑張らなくても腹筋力がアップしちゃいます。寄りかかる壁があったら、今日からスタートしてみてください。
仰向けで腹筋できないのはなぜ?
人間の頭の重さは体重の約10%と言われており、体重50kgだと頭の重さは大体5kg。ボーリングのボールと同じような重さを常に支えていることになります。
仰向けの腹筋運動では頭の重さをうまく扱えない人が多く、腹筋運動でみられる流れは
重い頭を首で支えようとする→首肩に力が入る→更に頭周りが重くなる→上半身を起こせない
というように首への負担過多になっている状態です。
実際には腹筋運動は胸椎という肋骨がついている部分にあたる背骨が丸まり、肋骨とお腹が近づくことで腹筋を鍛えています。つまり、上半身が起こせない方は’腹筋がない’ということではなく、胸椎の動きが硬いということが考えられます。仰向けの状態だとどうしても重力に負けやすく、胸椎を使うことが難しいので今回は重力に従って腹筋ができる壁ピタ腹筋をご紹介します!
壁ピタ腹筋のメリット
・無理なく腹筋運動ができる
→重力に従って頭の重みを使えるので、胸椎が使いやすくなり結果として腹筋が鍛えられお腹周りがほっそりしてくる
・簡単に体幹強化ができる
→壁に背骨をつけておこうとすると、必然的に姿勢のよい状態へ導かれる。姿勢の良い状態での呼吸は体幹強化に効果的
・反り腰、腰痛改善にも有効
→反り腰、腰痛の方は共通して腹筋が弱くなっていることが多いため、鍛えることで改善が見込める
壁ピタ腹筋をやってみよう
準備
・壁に頭、肩甲骨、お尻をつけ、足を肩幅に開き壁から足1歩分離す
・腕を肩の前でクロスして肘を前に出す
1)目線を床に向け、細く息を吐きながら腰と壁の隙間を潰し、背骨を上から下へ一つずつ壁から剥がしていく
腰は壁につけたまま、みぞおちの後ろを壁から離すイメージで行う
2)戻る時も同様に、細く息を吐きながら腰と壁の隙間を潰し、背骨を下から上へ一つずつ壁につけていく
目線を先に持ち上げると首に負担がかかるので、背骨の動きに合わせて目線を正面へ運ぶ
3)ゆっくり5回繰り返す
回数を重ねる内にだんだん背骨が柔らかくなっていきます。焦って先にお腹に力を入れずに、背骨に意識をむけ、腰と壁の隙間を潰していれば勝手にお腹に力が入りますよ。前ももが辛くなった場合は膝を軽く曲げてもOKです。
▼ こちらの動画で確認できます ▼
AUTHOR
榎本愛子
ダンサーとして活動中に慢性的な腰痛に悩み、さらに肺気胸の手術を受けたことをきっかけに運動方法の見直しを図り、現在はピラティスインストラクター/くびれダンストレーナーとして活動。10年後・20年後の将来も、好きなことを好きでい続けるための運動術を伝えている。資格:STOTT PILATES Matwork /NY Luigi's Jazz Centre 公認 /バレトンソールシンセシス /サウナ・スパ健康アドバイザー
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