【つらいトレーニングはもういらない】40代からのぽっこりお腹に働きかける「お腹痩せ」呼吸法
ぽっこりお腹を改善したいけど運動不足だし筋力もないから腹筋運動などのトレーニングはつらく続かないなんて声を多く聞きます。特に代謝が落ちてくるとなかなか痩せず、年々痩せるためのハードルが高く感じられます。今回は、そんな方に今すぐ始めてほしい呼吸法をご紹介します。
ぽっこりお腹の人に多い特徴とは?
ぽっこりお腹がなかなか改善されない方に多いのは、実は反り腰です。反り腰でぽっこりお腹の場合、いくら腹筋運動をして鍛えてもぽっこりお腹は改善しにくく、長年の悩みとなりやすいのです。それはなぜでしょう?
ぽっこりお腹+反り腰=腹直筋が固まる
原因は、腹直筋が固まってしまうことにあります。反り腰の方は、腰が反って不安定な状態にあるため、それを補うために背中側の筋肉が固まってしまうのです。背中が固まると、一見上半身が安定したように感じられるのですが、次第にそれだけでは支えきれず、腹筋も伸びた状態で固まるようになります。
さらに、腹直筋が固まることにより、太ももの前側も固まってしまいます。すると、姿勢を維持するための筋肉(大腰筋と太ももの裏側の筋肉であるハムストリングス)までが使いづらくなっていくのです。
これらが固まった状態でいくら腹筋運動を行っても、ぽっこりお腹はなかなか改善されません。それでは、どのようにアプローチしていけばいいのでしょう?
ぽっこりお腹改善のために使うべき部位とは?
まずは大腰筋が使えていない状態を改善する必要があります。そのために使いたいのは横隔膜と骨盤底筋群。なぜなら、横隔膜は大腰筋と繋がりが、骨盤底筋群は太ももの裏側と繋がりがあるためです。
繋がりのある横隔膜と骨盤底筋を鍛えることにより、大腰筋と太ももの裏側も使いやすくなり、姿勢を正しく維持しやすくなるのです。そのためにお勧めなのが、呼吸法です。
ぽっこりお腹改善に効く呼吸法
ぽっこりお腹改善のため、横隔膜と骨盤底筋を鍛える呼吸法をご紹介します。
1. あぐらで座り(あぐらが難しい場合は長座になったり椅子に座るなどお尻が座面につく状態で座る)、片手を鳩尾周辺に、片手を下腹部周辺に当てます。この時、反り腰の方はみぞおち周辺が張っていることがあるので、その場合は軽く触ってみぞおちを入れ込むように背中を緩めます。
2. 息を吸いながらみぞおちから下腹部を膨らませていき、最後に肛門周辺を座面に押し当てるようにする。
3. 息を吐きながら腹部をへこませ、肛門をおへそに向かって引き上げるように意識する。
4. 2〜3を繰り返して5呼吸程度行ったら、自然な呼吸に戻しましょう。
呼吸法と合わせてストレッチを行うのもおすすめ
10分程度時間がある時には、ストレッチも行うとより効果的です。以下の動画を見ながら呼吸法とストレッチを行ってみましょう。
AUTHOR
磯沙緒里
ヨガインストラクター。幼少期よりバレエやマラソンに親しみ、体を使うことに関心を寄せる。学生時代にヨガに出合い、会社員生活のかたわら、国内外でさまざまなヨガを学び、本格的にその世界へと導かれてインストラクターに。現在は、スタイルに捉われずにヨガを楽しんでもらえるよう、様々なシチュエーチョンやオンラインでのレッスンも行う。雑誌やウェブなどのヨガコンテンツ監修のほか、大規模ヨガイベントプロデュースも手がける。
- SHARE:
- X(旧twitter)
- LINE
- noteで書く