【呼吸が浅い人に教えたい改善法】呼吸がすーっと全身を巡るやさしいストレッチ

 【呼吸が浅い人に教えたい改善法】呼吸がすーっと全身を巡るやさしいストレッチ
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早田凪沙
早田凪沙
2023-02-17

日々生きていくなかで欠かせないのが日常的に行う「呼吸」。ヨガの中でも「呼吸法」の実践を行いますが、座って呼吸に集中してみても上手く吸って/吐いてが出来なかったり、力みすぎて逆に呼吸が浅くなったり…今回は呼吸のしやすいカラダになるための簡単なストレッチを紹介します。

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呼吸を整えると手足が温まる⁉

呼吸を整えると手足が温まる
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1日に約3万回もしているといわれる呼吸。無意識におこなっていますが、呼吸は私たちの身体を健康に保つための重要な働きです。正しく呼吸ができていると「吸う・吐く」のリズムで体幹部も「ふくらむ(吸う)・しぼむ(吐く)」が繰り返され、身体の中心部分から手先足先へ、そして末端から身体の中心に向かって血液や体液が巡ります。吸う息で取り入れた酸素が全身の細胞にしっかり届くと新陳代謝も活性化され、免疫力アップや自律神経を整える効果も期待できるでしょう。

「浅い呼吸=身体の力み」対処しないとさまざまな不調に繋がる

自分は呼吸できていると思っていても、意外に正しい呼吸ができていないかもしれません。

●息を吸うと頭や顎が上向きになり、吐くと戻る。
●息を吸うと上半身がのけぞる・胸が張る
●息を吸うと身体から手が離れる・手のひらが前を向く

上の項目に当てはまることがあれば、胸で一生懸命酸素を取り込もうとする「大呼吸」状態かもしれません。

反対に、肩や胸まわりが力まずに鼻から吸った息が身体の中心を通ってお腹の底まで自然に届く呼吸が「深呼吸」。
日常的に深呼吸が出来るようになれば、無駄な力みがなくなり、肩こりや手足の冷え改善にもつながるでしょう。

ベッドの中でもOK!呼吸が深まるやさしいストレッチ

呼吸が浅い自覚があるひとや力を抜くの苦手なひとにおすすめのストレッチをご紹介します。

朝行えば呼吸がしやすい一日になり、集中力アップに。夜寝る前に行えば、睡眠の質向上が期待できます。

1.うつ伏せになり、膝を90度に曲げる

うつ伏せになり、膝を90度に曲げる
photo by Nagisa Hayata

顔は左に向けます。ひじを曲げ、肩より下に置きましょう。両足は踵までぴったり合わせることがポイントです。

2.腰からひねり、足を倒す

腰からひねり、足を倒す
photo by Nagisa Hayata

両足は合わせたまま、足を右側に倒します。なるべく上半身は床に近付け、ウエストまわりの伸びを感じましょう。

3.下の足を前に、上の足は軽く伸ばす

下の足をまえに、上の足は軽く伸ばす
photo by Nagisa Hayata

下になっている足の股関節とひざを曲げて前に出します。同時に、上の足はひざの位置を変えずに軽く伸ばしましょう。

4.1分間ほど呼吸を続ける

ゆったりと目を瞑って1分間呼吸しましょう。呼吸をコントロールしようとせず、自然な呼吸で構いません。

吐き終えたら2の状態に戻り、反対も同様に行いましょう。                             参考:「深呼吸のまほう」森田愛子|著

呼吸を味方にして不調から解放されよう

いかがでしたか?日常的に呼吸がしやすくなると、ヨガの練習でも呼吸の深まりを感じます。ヨガをしていても呼吸がしづらいひとは、練習前にもこのストレッチを試してみてくださいね。

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早田凪沙

早田凪沙

神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。



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