「最後のダイエットにしたい…」健康的に痩せる最新医療とは?(後編)|栗尾モカの更年期大学#11

 「最後のダイエットにしたい…」健康的に痩せる最新医療とは?(後編)|栗尾モカの更年期大学#11
更年期大学
栗尾モカ
栗尾モカ
2023-03-01

アラフィフの著者が、コロナ禍期間に溜めた脂肪を撃退すべく臨んだ崖っぷちダイエット。今回は、高周波エネルギーにより皮膚や筋肉などの組織を傷つけることなく脂肪細胞だけに働きかける最新痩身機器「トゥルースカルプiD」を体験!

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「なかなか思うように痩せない」「部分的に痩せたいけど脂肪が落ちない」更年期世代あるあるのお悩みです。ひと昔前は難しいと言われていた部分痩せですが、現在の医療では可能になっています。今回は、リニューアルした最新痩身治療器「トゥルースカルプiD」を使った部分痩せにフォーカスします!

トゥルースカルプiDとは、高周波エネルギーにより皮膚や筋肉などの組織を傷つけることなく脂肪細胞だけに働きかける痩身機器。脂肪細胞は施術後約1ヶ月かけてアポトーシス(細胞死)を起こし、自然な代謝により体外に排出されます。1回の治療で約24パーセントの脂肪組織の減少効果があるという報告があります。また、従来の機器に比べて短時間で広範囲の治療が可能に。熱感も大きく抑えられているので、熱さを我慢することなく理想の部分痩せを目指せるのだそう。

お話を伺ったのは…アヴェニュークリニック 佐藤卓士医師

佐藤卓士
【経歴】京都大学農学部卒 農学修士・九州大学医学部卒 医学博士。岡山大学医学部、杏林大学医学部、都立大塚病院形成外科 日本形成外科学会認定専門医・日本レーザー医学会認定レーザー専門医【主な所属学会】日本形成外科学会・日本皮膚科学会・日本美容外科学会・日本レーザー医学会 日本手外科学会・日本創傷外科学会 

 表参道クリニック院長の佐藤卓士先生は、更年期世代のお肌や体型の悩みにも丁寧に相談にのってくださるドクター。確かな施術には定評があります。京都大学卒業後、大手メーカーで商品開発をされていた頃より「困っている人を助けたい。コンプレックスを持つ方が一歩を踏み出すことで自信に繋げて頂ければ」という思いから現在に至るまで研鑽を重ね、多くの患者さんからの信頼が厚い先生です。

部分痩せ治療のポイント

ーートゥルースカルプiDの施術について教えてください。

佐藤先生:引き締めたい箇所の皮下脂肪に熱をあてます。脂肪細胞は45度以上の熱を一定時間加えることで、アポトーシス、すなわち細胞死を起こします。患者さんからリクエストが多いのは腹部です。二の腕も希望される方が多いですね。死んだ細胞は、体外に排出されます。

ーーアポトーシスした細胞はどのように排出されるのでしょうか?

佐藤先生:脂肪がリンパに流れて、排出されると言われています。脂肪はそのままではなくて、分解されて排出されます。

ーー皮膚を温めるというと、赤外線を受けたことがありますが、全く種類が違いますよね。

佐藤先生:赤外線は表面だけを温めますが、トゥルースカルプiDは高周波で皮下脂肪に熱を加えていくものです。

ーー脂肪はどのような形状をしていますか?球状のイメージですが…。

佐藤先生:そうですね。脂肪滴といいます。細胞の中の一部として存在しています。生体内の余剰なエネルギーは、細胞内の脂肪滴と呼ばれる場所に蓄積されています。

ーー脂肪細胞の数が減れば、リバウンドしにくくなりますか?

佐藤先生:基本的には脂肪細胞の数が減れば脂肪を溜め込みにくくなりますが、食事をする際に脂肪の摂取量が多すぎる場合には、脂肪細胞自体が大きくなって太ってしまう場合もあります。

ーー脂肪を溜め込みにくくなるのは嬉しいことですが、バランスの良い食生活が必要になりますね。治療のあとに効果を促すような生活習慣がありましたら教えてください。

佐藤先生:治療直後は水分をしっかり摂ってください。あとは、日常的に有酸素運動をした方がいいですね。トゥルースカルプiDは部分痩せができますし、皮膚の表面の引き締め、すなわちタイトニング効果もあります。

トゥルースカルプiD治療まとめ

①脂肪細胞のみにダメージを与えるので体への負担が極めて少ない

②ダウンタイムがなく、施術当日は施術箇所に赤みが残りますが、数時間で解消する

③1回の治療でも確かな効果を実感できる(2回〜3回の治療がおすすめ)

治療可能部位

治療を行いたい体のパーツに関しては、医師に相談を。

・腹部
・ヒップ

・太もも

・二の腕

・膝上

・腰部  など

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栗尾モカ

栗尾モカ

記者・漫画家。新卒で航空会社に就職。退社後、出版社に入り多くの企画に携わる。「ダ・ヴィンチ」で漫画家デビュー後、朝日新聞の社会見学連載、「TVタックル」モバイルサイトインタビュー、女性誌「STORY」の海外・美容取材など数多くの連載を担当。女性のウェルネスをテーマにしたコミックエッセイは、取材の経験がニュースソースになっている。シンガポールのメディアに再就職した際、締切と子育てに追われる中でインド・バンガロールにあるヨガ研究大学(Swami Vivekananda Yoga Anusandhana Samsthana / S-VYASA)により考案されたヨガインストラクター認定プログラムに出逢い、資格を取得。伝統的なヨガ哲学や、心身を癒すメソッドを学び始める。著書に「サロン・ド・勝負」「おしゃれレスキュー帳」(KADOKAWA)「女のネタ帖」(学研)などがある。



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