【栗尾モカの更年期大学#7】人生崖っぷちダイエット!健康的に痩せる最新医療をレポート(前編)

 【栗尾モカの更年期大学#7】人生崖っぷちダイエット!健康的に痩せる最新医療をレポート(前編)
canva
栗尾モカ
栗尾モカ
2022-07-06

これでダメだったら、もう一生痩せることはできないかもしれない……。更年期に入り、今までのダイエット方法ではビクともしない小太り状態の筆者。「人生最後のダイエット」と覚悟を決め、コロナ禍の巣篭もり生活で定着してしまった体脂肪に喝を入れるべく挑戦した、アヴェニュークリニックの「ナマケモノダイエット」。ゆるふわなネーミングとは裏腹に、最新医療機器を用いた最先端プログラム!見事8キロ減に成功したプログラムの内容とは?

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10キロオーバーの体重を見て「これは現実ではない」と呆然

「自分が太っているのは、年齢を重ねて代謝が落ちているから」

コロナ禍の日々を家で過ごす中、オンラインでゆるりとヨガをしてはいるものの、摂取カロリーが消費分を上回る生活は2年経過。少しずつ、しかし着実に体重を増やしていきました。ふと気がつけば理想体重から10キロ増!コロナ前は人と会って沢山話したり、駅の階段を駆け上がるような小さな動作の積み重ねでカロリー消費をしていたのだと気づきました。ふと気がつけば、今までの服は全て入らないという大惨事。そんな状況でも「今の自分は仮の自分。その気になれば、きっと痩せられる」そう信じていました。更年期は、一般的に太る人が多い時期です。代謝は副交感神経がしっかり働いてるからこそ保たれるので、自律神経を整える習慣をプラスすることが理想的です。とはいえ、10キロも増えてしまうと気弱になってしまい「一体、何から整えていけば…」と、問題を先延ばしにしていました。

体重を落として可動域を広げたい!そんな気持ちに後押しされて

着たい服を着ることが出来なくなると、色々なことに対してやる気をなくしていきました。歩いていても身体が重く「このままだと、どんどん身体がなまっていく一方」そう思った時に知ったのがアヴェニュークリニックの「ナマケモノダイエット」でした。その名の通り、激しい運動をしなくても良く、無理な食事制限もすることなく「2ヶ月の間に体重の10パーセントを落とすことを目指す」というプログラムです。元々は体を動かすことは好きなタイプなので、まずは短期間で体重を落とし、今後も続けていくダイエットの起爆剤にしたいと思いました。なんといっても、プログラムに組み込まれている「クールテック」は、以前からずっと注目していた「脂肪を冷凍して排出する」という最新機器。一体どのような施術なのでしょうか。胸が躍ります。

お話を伺ったのは…アヴェニュー表参道クリニック院長 佐藤卓士先生

佐藤卓士
表参道クリニック院長の佐藤卓士先生は、更年期世代のお肌や体型の悩みにも丁寧に相談にのってくださるドクター。確かな施術には定評があります。京都大学卒業後、大手メーカーで商品開発をされていた頃より「困っている人を助けたい。コンプレックスを持つ方が一歩を踏み出すことで自信に繋げて頂ければ」という思いから現在に至るまで研鑽を重ね、多くの患者さんからの信頼が厚い先生です。

【経歴】京都大学農学部卒 農学修士・九州大学医学部卒 医学博士。岡山大学医学部、杏林大学医学部、都立大塚病院形成外科 日本形成外科学会認定専門医・日本レーザー医学会認定レーザー専門医
【主な所属学会】日本形成外科学会・日本皮膚科学会・日本美容外科学会・日本レーザー医学会 日本手外科学会・日本創傷外科学会

ナマケモノダイエットとは一体どんなダイエットなのか

――早速ですが「ナマケモノダイエット」の内容を教えて頂けますか?

佐藤先生:全部で5回通院して頂きます。期間は2ヶ月間が理想ですが、お急ぎの方は相談をしながら調整させて頂きます。初回はカウンセリング、血液検査です。カウンセリングでは、身体の中で気になる箇所やご希望をお聞きしながら治療内容の注意点などについてご説明します。その時点で「ナマケモノダイエット」の開始を希望される方には血液検査を行います。

――開始が出来ないケースもあるのでしょうか?

佐藤先生:たいていの場合はスタートすることが出来るのですが、稀に甲状腺の数値等で控えて頂いた方が良い場合もあります。その際にはご相談させて頂きます。

――2回目以降はどのような流れになりますか?

佐藤先生:まずは血液検査の結果をお知らせします。施術が出来る健康状態でしたらスタートします。最初に胃腸の動きをゆっくりにして、満腹感を維持させる肥満治療薬「サクセンダ」を医師の指導のもと、ご自身で1回目の注射をおなかに打ちます。

さくせんだ
肥満治療薬「サクセンダ」を注射することによって、食欲をコントロール。毎回新しい針を装着し、医師の指示通りの量を自分で注射をします

――これからは毎日、自分で注射を打つのですね。痛くないでしょうか

佐藤先生:とても細い針なのでほとんど痛みを感じない場合が多いです。夜7時に夕食を摂ると仮定して、大体午前11時頃におなかの皮膚を消毒して注射してください。食欲が抑えられることを実感して頂けると思います。続けていると徐々に少食に身体が慣れてくるので、自然に身体が締まってくるかと思います。

――血液検査の結果が出た後は、いよいよ痩身機器を体験できますね。

佐藤先生:来院2~5回目は、医師のカウンセリングのあと、2回目は細胞を冷凍する「クールテック」、代謝を促す「アンチメタボ点滴」の同時施術、3回目以降は強い筋肉トレーニング効果のある「エムスカルプト」と「アンチメタボ点滴」の同時施術を行います。

――盛りだくさんな内容ですね。日常生活で気をつける点はありますか?ダイエットにプラスとなるような過ごし方をしたいと思います。

佐藤先生:可能でしたら、20分~30分以上の軽いウォーキングを行うと良いかもしれません。食欲は薬で穏やかにすることが出来ますし、栄養バランスをサポートするサプリメントもお渡ししますが、有酸素運動がプラスされるとベターです。あと、炭水化物も控えめにするのが良いですね。でも、そんなに頑張らなくてもOKですよ。

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栗尾モカ

栗尾モカ

記者・漫画家。新卒で航空会社に就職。退社後、出版社に入り多くの企画に携わる。「ダ・ヴィンチ」で漫画家デビュー後、朝日新聞の社会見学連載、「TVタックル」モバイルサイトインタビュー、女性誌「STORY」の海外・美容取材など数多くの連載を担当。女性のウェルネスをテーマにしたコミックエッセイは、取材の経験がニュースソースになっている。シンガポールのメディアに再就職した際、締切と子育てに追われる中でインド・バンガロールにあるヨガ研究大学(Swami Vivekananda Yoga Anusandhana Samsthana / S-VYASA)により考案されたヨガインストラクター認定プログラムに出逢い、資格を取得。伝統的なヨガ哲学や、心身を癒すメソッドを学び始める。著書に「サロン・ド・勝負」「おしゃれレスキュー帳」(KADOKAWA)「女のネタ帖」(学研)などがある。



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