年齢と共に気になる二重あごをスッキリさせたい!最新部分痩せ医療に迫る【栗尾モカの更年期大学#2】

 年齢と共に気になる二重あごをスッキリさせたい!最新部分痩せ医療に迫る【栗尾モカの更年期大学#2】
Moca Kurio
栗尾モカ
栗尾モカ
2021-11-14

記者・漫画家の栗尾モカが、様々な業界のプロフェッショナルに会い、更年期を快適に乗り越えるための知恵やメソッドをレポートする連載「更年期大学」。第2回目は、アヴェニュー六本木クリニック医師の関山琢也先生にお話を伺います。

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更年期世代、二重あごに悩む人は多い

様々な体調変化を迎える更年期。外見に関しては、体のパーツが重力に引かれる時期でもあります。それは顔の筋肉も同様で、段々とフォルムが変化していくことは避けられない事実。来院される更年期世代の方の悩みの中には「二重あご」を解決したいという女性も多いとか。数年前まで一般的に「不可能」とと言われていた憧れの「部分痩せ」ですが、現在の医療では可能になっています。今回は「最新部分痩せ美容」について、更年期世代を代表して、私・栗尾モカがレポートします!

お話を伺ったのは...アヴェニュー六本木クリニック 関山琢也先生

更年期大学
アヴェニュー六本木クリニック 関山琢也先生(皮膚科・形成外科)

鹿児島大学医学部ご卒業後、杏林大学病院形成外科医局へ入局、東京西徳洲会病院、杏林大学病院、国立がん研究センター中央病院にて研鑽を積む。患者様に寄り添ったやさしく丁寧なカウンセリングに定評があります。
【主な所属学会】
日本形成外科学会・日本創傷外科学会・日本マイクロサージャリー学会・日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会、日本美容外科学会

更年期は、顔の骨も痩せる時期。若々しいフォルムを作るためのポイントは意外なパーツ?

――今回は更年期世代にとって気になるパーツのひとつとも言える「二重あご」についてお話を聞かせてください。更年期世代の多くは、体の色々な箇所にたるみが目立ってくる時期。運動やダイエットで全体的に引き締めればたるまない、というわけではなさそうです。スリムでも二重あごの人はいらっしゃいますし、ほおの皮膚が下がったり、バストが下がってしまったり、と……。

関山先生:40代以降のご年齢の方で来院される方の多くは、たるみを気になさっていますね。でもそれは、すべての人は重力を受けているので、年齢を重ねるごとに体に反映されてしまうという自然な現象ですね。

――たるみをどの程度受け入れていくのかは、本当に人それぞれですよね。個人的には、年相応に外見が変わっていくのは自然なことだと思うのですが、朝、鏡を見たときに顔がたるんでいると疲れて見えますし「もっと元気な表情でいたいな」とは思います。更年期は、心身のバランスを壊しやすい中子育てや親の介護といった大変な仕事が重なる場合も多いですよね。複数の不安要素がある中で、ひとつずつ悩みを解決して少しでも気持ちを軽くしていきたいです。また、顔のたるみに関しては独自の方法でホームケアをするのはあまり良くないと聞いたことがあります。コロコロローラーでマッサージや刺激をすると肌の内側のコラーゲン繊維を切ってしまったり、皮膚を傷めたりすることもあるようですね。やはり、肌に関してはプロの先生から正確な情報を伺うことが大事だなと思います。

関山先生:そうですね。みなさん、とてもお忙しい中でも悩みに向き合っていらっしゃると思います。ご相談の内容としましては、目元と口元のシワやほうれい線、たるみを気にされる方は多いですね。目元の周りの皮下組織は脂肪の減少により痩せてくる場合が多く、徐々にくぼんでくる方も多くいらっしゃいます。また、顔の骨も、段々と変形してきてしまうのです。骨が痩せていってしまうのですね。

――はっ。骨も痩せるのですか?頭蓋骨はそのままの形をキープできるものだと思っていました。

関山先生:そうなのです。急に変わるわけではなくて徐々にではありますが、変形します。眼窩(眼球が入っているくぼみ)は広がりますので、目がくぼんで見えますし、頬骨は平らになっていくので老けて見えるようになるのです。

――ショックです!とはいえ、土台から変わってしまうと知ると、老け顔になってしまう過程がよく理解できますね。更年期になると女性ホルモンが減って骨粗鬆症になる方もいらっしゃいますが、それは主に膝における問題だと思っていました。まさか顔の骨まで痩せていくなんて。カルシウムを中心に骨を作る食事を意識した方が良いですね。

関山先生:そうですね。特に印象に影響が大きいのは頬の部分です。若い人は頬のトップの位置が高いのですが、骨と皮下組織が痩せてしまうことで、トップの位置が少々下がってしまいます。そこで、全体を少し引き上げてあげることによって、若い顔のイメージに近づけていきます。

―― 一般的には、「老けサイン」としてほうれい線に着目する人が多いと思いますが、頰を高くするという発想は目から鱗です。そういえば、アメリカ人の友人が「チークボーンが高い人が好み」と話していたのを思い出しました。日本人は鼻の高さや目の大きさを話題にすることは多いですが、あまり「頬骨が高いね」と褒めることはないですよね。でも、確かに頰にハリがあると一瞬で「若々しい!」という印象を持たれるのは理解できます。

関山先生:そうですね。欧米の方は頬のトップの位置が高いので日本人と作りが違いますが、日本人の場合、頬に少しヒアルロン酸を足してあげるだけで若々しい印象になります。全体のフォルムとしましては、顔の中心を高めにして、あごのラインをシュッとさせてあげると、より若々しく見えます。なので、あご痩せをするためにエラのボトックスも人気があります。他には、あごのところにヒアルロン酸を入れてちょっとアゴを前に出すとバランスがよくなりますね。

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栗尾モカ

栗尾モカ

記者・漫画家。新卒で航空会社に就職。退社後、出版社に入り多くの企画に携わる。「ダ・ヴィンチ」で漫画家デビュー後、朝日新聞の社会見学連載、「TVタックル」モバイルサイトインタビュー、女性誌「STORY」の海外・美容取材など数多くの連載を担当。女性のウェルネスをテーマにしたコミックエッセイは、取材の経験がニュースソースになっている。シンガポールのメディアに再就職した際、締切と子育てに追われる中でインド・バンガロールにあるヨガ研究大学(Swami Vivekananda Yoga Anusandhana Samsthana / S-VYASA)により考案されたヨガインストラクター認定プログラムに出逢い、資格を取得。伝統的なヨガ哲学や、心身を癒すメソッドを学び始める。著書に「サロン・ド・勝負」「おしゃれレスキュー帳」(KADOKAWA)「女のネタ帖」(学研)などがある。



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