【座りすぎはリスクしかない】仕事の合間にできる簡単椅子ストレッチでリスク予防のススメ
あなたは1日に何時間座っていますか?デスクワークや在宅ワークが増えて運動不足による様々な不調が起きている方も多いのではないでしょうか?今回は座りすぎの危険と、その対策について解説します。
「座りすぎ」の危険性
日本人は世界的にみても座っている時間が長いと言われています。
座る時間が長くなると1日の運動量が減少し、筋力の低下、代謝の低下によって健康にさまざまな害を及ぼす可能性があります。下半身を使う頻度が減ることにより、「第2の心臓」と呼ばれるふくらはぎの筋力が著しく低下します。第2の心臓は全身に血液を行き渡らせるポンプの働きがありますので、筋力の低下によってむくみに繋がってしまいます。
また、筋肉量が減ることによって、身体の基礎代謝が低下し、太りやすい体質になります。
座りすぎの人は寿命が縮むと言われているほど。また、身体面への影響だけではなく、メンタル面にも多くの悪影響を及ぼすこともわかってきました。
「座りすぎ」の対策
立ちながら作業をする
立ちながら作業ができる環境であれば、スタンディングデスクなどを活用して立って作業をすることをお勧めします。
立って作業を行うだけでも下半身の筋肉を使うことになりますので、運動不足の改善、さらには集中力の向上につながります。
1時間に1回は立ち上がる
立って作業をするのが難しい方は1時間に1回は立ち上がるように心がけましょう。
荷物を運ぶときは何回かに分けて運んだり、タイマーをかけて意識的に立ち上がるようにしたり、工夫をすることで運動回数を増やしましょう。
週末にまとめて運動をするよりもこまめに運動をした方が良いと言われています。
座ったまま運動をする
座っている時間が長く続いてしまう場合は、座ったままできるストレッチやトレーニングをこまめに行うようにしましょう。
同じ姿勢を取り続けることで全身の血流が低下してしまうので、座った状態でできることに取り組みましょう。
座ってできる椅子ストレッチ
①脇腹伸ばし
右手で左手の手首を掴みます。息を吸いながら真上に背伸びをします
息を吐きながら体を右に倒します
同じように反対側も行います
②背骨捻り
両足をくっつけた状態で座ります。右手を左膝の外側に左手は椅子の後ろ側に置きます
息を吸いながら背筋を伸ばし、吐く息で体を捻ります
同じように反対側も行います
③股関節ストレッチ
右足を左の太ももの上に置きます
股関節を外に広げるようにして肘で膝の内側を押します
さらに伸ばせる方は体を前に倒します
詳しい方法はこちらをご覧ください
AUTHOR
Ayaka
医療系大学卒業後、理学療法士としてリハビリテーション専門病院で4年間勤務。病気や怪我をされた方を病院で待つよりも、病気や怪我を未然に防ぐことはできないかと予防医学に興味を持つ。ヨガインストラクターの資格を取得するためにハワイに留学。そこでピラティスにも興味を持ち、日本でピラティスインストラクターの資格も取得。現在はフリーのインストラクターとして解剖学・生理学の知識をもとにした姿勢改善・体質改善のレッスンや情報発信を行なっている。
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