【「暴飲暴食」「冷えむくみ」どちらの冬太り?】中医学に学ぶ!タイプ別冬太り解消「薬膳食材」
毎年気を付けてはいるものの、どうしても止められない「冬太り」にお困りではありませんか。食事を減らしてもなかなか減量できないその冬太りは、冷えが原因かもしれません。冬太りのタイプを診断して、おススメの薬膳食材をみつけてみてはいかがでしょうか。
あなたは何タイプ?冬太りのタイプを診断して、おススメの薬膳食材をみつけよう
「暴飲暴食」「冷えむくみ」どちらの冬太り?
毎年気を付けてはいるものの、どうしても冬になると太ってしまう方はいませんか。年末年始の豪華な食事や、運動不足、冷えなど様々な原因があります。冬太りは、大きく分けて2つ、また2つを合わせた混合タイプの計3つにわけられます。自分のタイプを診断して、おススメの薬膳食材を、日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
1)暴飲暴食タイプ
以下に2つ以上当てはまったら「暴飲暴食タイプ」です。
- 外食や飲酒が多い(暴飲暴食)
- お腹や胸が張る
- オナラが多い
- 急に体重が増えた
- ストレスが多い
- 顔のくすみが気になる
2)冷えむくみタイプ
以下に2つ以上当てはまったら「冷えむくみタイプ」です。
- むくみが気になる
- 下半身太り
- 冷え性
- 身体が重だるい(特に寝起きなど)
- 舌が白っぽく、側面に歯の痕がつく
- 筋肉が少ない
冬太りタイプ別のおすすめ薬膳食材はこれ
1)暴飲暴食タイプ
暴飲暴食タイプさんは、胃腸が疲れて消化不良になり、未消化物が溜まり、さらに消化機能が低下する悪循環におちいっている状態です。消化機能が滞ると、体中の気の巡りも滞って体に余分な物が蓄積されて肥満につながります。
まずは、お腹の中にある未消化物を出すこと(デトックス)、身体中の気の巡りを良くすることが大切です。
<おススメの薬膳食材>
- 白菜:デトックスによく、気の巡りも改善。その他、喉の渇き、コロコロ便秘解消、イライラ解消、二日酔い解消にも。
- 酢:消化を促進、身体を温め気・血の巡りを改善
- セロリ:身体の余分な熱を冷ましてくれるのでイライラや頭痛の解消、利尿作用でデトックス
- 柑橘類:気の巡りを改善して胃腸を整える。イライラも解消。
- シソなどの香草:気の巡りを改善して胃腸を整える。イライラも解消。
日々の養生としては、朝起きたら身体の中に溜まったものを出すイメージをして、のびのびと身体を大きく動かすストレッチや大きな深呼吸をするのもおススメです。また、外食の予定以外で調整が可能な時には、消化に時間のかかる肉類を控えてみてもいいかもしれません。
2)冷えむくみタイプ
冷えむくみタイプさんは、冷えによって身体の機能が低下して血と水の巡りが悪化、下半身を中心に冷たい水分が溜まってしまっている状態です。また、水分が溜まることで、さらに身体が冷えて、排出機能が低下する悪循環。
まずは、身体を温めること、たまった余分な水分を排出することが大切です。
<おススメの薬膳食材>
- 白菜:デトックスによく、気の巡りも改善。その他、喉の渇き、コロコロ便秘解消、イライラ解消、二日酔い解消にも。
- 酢:消化を促進、身体を温め気・血の巡りを改善
- 生姜:辛味でお腹の中から温めてくれます。寒気がする風邪の初期にも
- ネギ:辛味でお腹の中から温めてくれます。老廃物の排出、寒気がする風邪の初期にも
- ニンジン:胃腸を元気にして、消化を促進し便秘や胃もたれに
日々の養生としては、夜にゆっくりとお湯につかって全身を温めることがおすすめです。また、なるべく冷たい飲み物を避け、温かい飲み物(お白湯など)で身体を冷やさない工夫が大切です。
AUTHOR
yoyokampo/世世漢方
ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学ぶ。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを発信中。また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもある。
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