【4つの冷え性タイプ診断付】頑張っているのに痩せない…冬のダイエット効率を上げる「温めエクサ」
ダイエットを頑張っているのに結果が思うように出ない…その原因のひとつに、「冷え性」が関係しているかもしれません。ダイエットを効率よく進めるための、冷え性改善エクササイズをご紹介します。
冬になると、特に気になるのが「冷え」。実は、ダイエットの成果を阻んでいるのも「冷え性」が原因かもしれません。
体が冷える原因
筋肉が落ちている
ダイエットを考えて食事を過度に制限してしまうと、筋肉の生成に必要な栄養が足りず、脂肪だけでなく筋肉の分解が進み筋肉量が落ちてしまいます。筋肉量が落ちると体温を上げることができなくなり冷え性の原因に。
筋トレをしても、たんぱく質の摂取不足になっていると筋肉の分解が合成を上回り、筋トレの効果をうまく引き出すことができなくなってしまいます。
必要なエネルギー源が摂取できていない
人のエネルギー消費は、生命維持に関わる基礎代謝が約70%、日常生活の運動による消費が約20%、食事誘発性熱産生が約10%といわれています。食事誘発性熱産生は、食べ物を消化・分解して吸収する際に発生する熱のことで、体温を保つ大切な役割を担う働きのひとつです。ダイエット中に食事を過度に制限していると、この食事誘発性熱産生がうまく機能されなくなり、体温が維持できず冷え性になっている可能性があります。
他にエネルギー源の摂取不足だけでなく、ビタミンなど栄養バランスの不足による血行不良で、体温維持が上手にできなくなってしまうこともあります。ダイエット中でも必要な栄養は摂取できるように、食事を見直すことが冷え性を防ぐうえでも大切です。
あなたはどの冷えタイプ?
間違ったダイエットによって冷え性になる場合もあれば、反対に冷え性が原因でダイエット効率が低下することもあります。体温が1度上がると基礎代謝が約15%程度アップすると言われているように、冷えによる体温の低下は基礎代謝を下げることにつながり、エネルギー消費量が減少。ダイエット効率が下がる原因になります。体温を上げて基礎代謝を上げることがダイエット成功への鍵となります。
また、冷え性にはいくつかのタイプがあります。冷える箇所によって、症状もさまざまです。次のどのタイプに当てはまるかチェックしてみましょう。
①【季節や温度にかかわらず全身が冷える】全身冷えタイプ
基礎代謝の低下から起こります。軽めの運動や健康的な食習慣を意識しましょう。
②【上半身は温かいのに下半身が冷たい、足先に冷えを感じる】下半身冷えタイプ
デスクワークでお尻の筋肉が固まってしまっていると下半身が冷えやすくなります。同じ姿勢が続かないように、こまめに立ち上がる、ストレッチをするなどして、お尻や下半身の筋肉を意識してほぐしましょう。
③【手足の先が冷える】末端冷えタイプ
手足の末端が冷えるタイプは血行不良が原因で起こりやすく、その多くは食事量の不足が原因といわれています。極端な食事制限は控え、全身に熱が渡るように身体の中心を温めましょう。
④【厚着をしていても冷える・お腹を触ると冷たい】内臓冷えタイプ
内臓の冷えは、ストレスによって自律神経が乱れている場合に起こると言われています。冷たい飲み物や食べ物を控え、温かいものを意識的に摂るようにしましょう。
ダイエット効率を上げる「冷え対策エクササイズ」
さすりストレッチ
筋肉を伸ばしながらさすり、体を温めるストレッチです。
①脚を肩幅に開いて立ち、右手を持ち上げ、手首から脇まで左手でさする。
②体を横に倒し、体側をさする。反対側も同様に。
③頭を軽く後ろに倒し手を重ねて胸の前をさすり、体を軽く前に倒し腰をさする。
④さらに体を倒し、ももの前から足首、もも裏から足首までさする。
女神のポーズ
下半身の筋肉を鍛え、熱を生み出すポーズです。
①足幅を広く開き、つま先を少し外側へ開く。胸の前で手を合わせ、押し合いながら両膝を曲げ30秒キープ。
②さらにかかとを持ち上げつま先立ちで30秒キープ。
※動画で動きを確認したい方はこちら
AUTHOR
ひるかわえみこ
劇団四季にて数々の舞台でメインキャストとして出演。自身がダイエットに悩み、20kg痩せた経験から、『思考と体を整える』をテーマに、ヨガをライフスタイルに取り入れる方法を発信中。
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