【長時間座って過ごす人】むくみに効く!圧迫されていた鼠径部をグーンと解放するストレッチ

 【長時間座って過ごす人】むくみに効く!圧迫されていた鼠径部をグーンと解放するストレッチ
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高木沙織
高木沙織
2022-11-09

椅子に座っているときの、股関節が屈曲した姿勢。この姿勢は、むくみや冷えと大きな関係がある鼠径部を、ギュッと圧迫してしまっています。そこで今回のテーマは、「鼠径部を解放するストレッチ」。体ポカポカ、足スッキリを目指しましょう。

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椅子に座っているときの姿勢を思い浮かべてみてください。
頭~お尻まではスッと伸び、そこから股関節が屈曲して、“直角”の姿勢になっているでしょう。

そして、この姿勢をしているときというのは、太もものつけ根・鼠径部(そけいぶ)がギュッと圧迫されています。鼠径部には、太い動脈や静脈、リンパ節が位置することから、このように圧迫された状態が長く続くと、血流・リンパの循環にも影響が大!
また、下半身の筋肉量は、体全体の約70%を占めると言われています。長時間座っていて、鼠径部が圧迫されているうえに、足の筋肉をあまり動かすことなく過ごしていると、下半身のむくみや冷えをより強く感じるようになるかもしれません。

そこで今回は、鼠径部を解放するストレッチを2つご紹介。
滞りがちだった血液・リンパの流れを促して、下半身をポカポカに!

圧迫されていた「鼠径部」を解放するストレッチ2つ

ストレッチ①

やり方

Photo by Saori Takagi

1)床にひざ立ちになる。

ポイント:足は腰幅程度に開き、つま先は立てておきます。

Photo by Saori Takagi

2)お尻をかかとの上に下ろす。

ポイント:ひざに痛みがある場合は、下にタオルを敷きましょう。

Photo by Saori Takagi

3)片手ずつ体のうしろにつき、肩からひざまでを斜め一直線にする

ポイント:腰を反らせるというよりは、“鼠径部”を突き出すことを意識しましょう。手は、肩の下。指先はお尻に向けて、首の力は楽にします。この姿勢を、30~60秒ほどキープしましょう。

ストレッチ②

やり方

Photo by Saori Takagi

1)四つ這いの姿勢から、両ひざを外側に大きく開く

ポイント:ひざは、ヨガマットから出るくらいを目安に、左右に大きく開きましょう。かかと同士を、ピタッとつけておきます。

Photo by Saori Takagi

2)ひじを床につく

ポイント:ゆっくりと上体を低くします。腰が反りすぎないように、ヘソを軽く引き上げましょう。ひざが痛む場合は、ヨガマットの向きを横にしたり、下にタオルを敷いたりしてみてください。

Photo by Saori Takagi

3)ひざの動きを使って、上体をグーッと前に押し出す

ポイント:ひざを開く範囲や、腕の位置などを調節しながら、鼠径部がストレッチされる姿勢を取りましょう。そのまま、30~60秒キープします。

以上、鼠径部をグーンと解放するストレッチをご紹介しました。
気温が下がってくると、体内の熱を外へ逃がさないようにと血管が収縮しやすくなります。その結果、血流が悪化…。座り時間と寒さによって、下半身のむくみや冷えは、ますます深刻化しやすくなるでしょう。
「今日は座っている時間が長かった」「体が冷えているかも」…、そんな日は、鼠径部を解放するストレッチをおこなってみてはいかがでしょうか。

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AUTHOR

高木沙織

高木沙織

ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。産前産後ヨガインストラクター資格、Core Power Yoga CPY®、筋膜リリースヨガインストラクター資格を保有。



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