頭の位置を逆転させる【うさぎのポーズ】はメリットだらけ!やり方をわかりやすくご紹介
さまざまなヨガのポーズの中で少々上級者向けのポーズと言われる「逆転のポーズ」。頭を下にして倒立のようなポーズをとることで、頭部に血液を集め脳を活性化、全身の血行を良くしたり集中力を高めるなど、たくさんの効果が期待できます。今回はその中でも初心者の方でもチャレンジしやすい『うさぎのポーズ』についてご紹介します。
『うさぎのポーズ』名前の由来
うさぎのポーズは、サンスクリット語で【シャシャンカーサナ/Sasamgasana】と言います。「シャシャンカ」が「うさぎ」という意味。正座から頭頂部を床につけてお尻をあげてから、背面で指を組んだ両腕を上に持ち上げてポーズをとります。持ち上げた両腕がうさぎの耳のように見えるのでこの名前がついたと言われています。
『うさぎのポーズ』の効果
脳の活性化、頭痛改善
普段上にある頭を逆にすることで、砂時計のように血液が頭部に流れやすくなり脳を活性化して頭をリフレッシュさせてくれます。うさぎのポーズでは頭頂を床につけた状態でお尻を持ち上げるので体重が頭頂にかかります。その頭頂にある『百会』(ひゃくえ)というツボが刺激され頭痛改善、肌のくすみや抜け毛などにも効果が期待できます。
眼精疲労や肩こり解消
頭への血流を促すことにより、目の周りの血行を促進して眼球の筋肉疲労をとる効果があります。また、背面で指を組んだ両手を上にあげることで肩周りの筋肉を使い、血行促進や首肩のこりも一緒に解消することができるます。
自律神経を整える
普段は頂点にある頭頂のツボ『百会』を刺激することにより、リラックスを促す副交感神経を優位にしてくれます。心身をリラックスさせストレスを軽減することで緊張しがちな心と身体を整えることができます。就寝前にこのポーズをとることで睡眠の質も向上し、自律神経のバランスが安定します。
『うさぎのポーズ』のやり方
1. 正座の姿勢から上半身を前に倒し頭(頭頂とおでこの間)を床につける。両手は頭の横につく
2. 首が不安でなければ、両手で両足のかかとを外側から掴む
息を吸いながらゆっくりお尻を上に持ち上げていき、頭頂(百会のツボ)に気持ちよく体重がかかる位置でキープ
3. 更にポーズを深められそうであれば、背面に両腕を回して指を組み肘を伸ばしたまま拳を上に持ち上げる
戻るときは、両手を開放して両手を頭の横についてからゆっくりと頭が最後になるように上半身を起こす。
※ポーズ中は顔や視線を動かさず、首後ろへの負担が少ない場所で深い呼吸を繰り返します。頭に血液を集中させるため、生理中や貧血気味のときは行わないようにしましょう。
まとめ
うさぎのポーズは他の逆転のポーズに比べて土台が安定しているので、深い呼吸も意識しやすく頭痛や眼精疲労の緩和にも効果が期待できます。就寝前に取り入れることで睡眠の質も高まるので、季節の変わり目などに体調を崩しやすい方にもとてもおすすめです。体調やお悩みに合わせて日常に取り入れてみてくださいね!!
AUTHOR
manami
2012年より某大手ホットヨガスタジオにて約10万人に向けレッスンを行う。店長として新店舗立ち上げに多く携わりながら、トップインストラクター、インストラクター育成トレーナーを兼任。店舗運営や人材育成を行うスーパーバイザーとして関西十数店舗を担当し独立。オーストラリア、フランスに渡りサスティナブルな生活を学ぶ。帰国後、京都を拠点に非公開寺院でのお寺ヨガ開催や、ウェルネスホテルでのヨガクラス、オーガニックブランドとのタイアップイベントなど、ヘルシーなライフスタイルの提案を行っている。RYT200・500指導者養成講座トレーナーとして全国各地でリトリート開催、オンラインや対面講座を行う。ライター、イラストレーター、プランナーとしても活動中。 マタニティヨガTTC/ムドラーヨガTTC /骨盤底筋TRヨガTTC /美骨盤ヨガTR /シニア&チェアヨガTR /タイ古式マッサージセラピスト(タイ政府認定)/ナチュラルビューティースタイリスト/サウナスパ健康アドバイザー
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