繰り返す肩コリ・背中のコリとこわばりに効果抜群「ワシのポーズ」を座ったままで!アレンジもご紹介
もうひと頑張りしたいのに、「肩・背中がこってツラい」「集中力が途切れてしまった」…。そんなときにおすすめなのが、ヨガの「ワシのポーズ」。今回は、パソコンデスクの前でもできる“座って”おこなうバージョンを3つご紹介していきます!
デスクワークの最中や、同じ姿勢で作業を続けているときなどに感じる“肩や背中”のこり・疲れ。もう少し頑張らなくてはいけないのに体がツラい…。さらには、集中力まで途切れてしまって思うようにはかどらない…。そんなときにおすすめしたいのが、ヨガの「ワシのポーズ(ガルダ・アーサナ)」です。
「ワシのポーズ」は、立位の姿勢で、腕と足を体の中央でからめるポーズですが、今回おこなうのは、ちょっとした休憩時間に、服装を選ぶことなくできる上半身だけの“座った”「ワシのポーズ」です。固まりがちな肩周辺の関節を緩めたり、肩~背中を広く覆う筋肉のこりにアプローチしたりするのに有効なだけでなく、ねじりのポーズ特有の体の内側から熱を生み出す効果も期待できるでしょう。
また、この腕のねじりに意識を向けることで、集中力を高めたり、やる気を補ったりといった、心への作用にも期待できます。
それでは早速、ポーズを取ってみましょう。
ここからは、座っておこなう「ワシのポーズ」と、アレンジを加えたものを2つご紹介していくので、頑固なこり・疲れにお悩みの方は挑戦してみてくださいね。
座ってできる「ワシのポーズ」&アレンジ2つ
座っておこなう「ワシのポーズ」
やり方
1)楽な姿勢で座る(椅子でもOK)。両腕を肩の高さに持ち上げたら、右腕が上にくるように体の前でクロスする。
2)両方の手の平を、天井に向ける。
3)ひじを曲げ、手のひら同士を合わせて、指先を天井に向ける。その状態で呼吸を5回繰り返す。
ポイント:ひじは肩の高さをキープしましょう。そのあとひじを軽く前に押し出して、左右の肩甲骨の間を広げます。両方の肩をまわすように、うしろに強く引いて、ゆったりとした呼吸を繰り返しましょう。ひじ同士を重ねるのが難しい場合は、無理のない範囲で腕をからませるところからスタート。
アレンジ①
座っておこなう「ワシのポーズ」から、続けてポーズを取っていきます。
やり方
1)【息を吸いながら】指先を高く持ち上げて、目線を上げる。その状態で呼吸を5回繰り返す。
2)【息を吐きながら】指先を体の前に倒す。その状態で呼吸を5回繰り返す。
ポイント:肩甲骨周辺の筋肉の動きを意識しておこないましょう。腕は、無理なく上げ下げできる範囲からスタートします。
アレンジ②
アレンジ②もまた、座っておこなう「ワシのポーズ」から始めていきます。
やり方
1)【息を吐きながら】体の中央にある腕を、右側に移動させる。その状態で呼吸を5回繰り返す。
2)【息を吐きながら】今度は、腕を左側へ移動。その状態で呼吸を5回繰り返す。
ポイント:顔とヘソは正面に向けたまま、腕だけを動かします。
どのポーズも、腕を組みかえて反対側も同様におこないましょう。
ポーズは、1つだけをおこなってもいいのですが、複数を組み合わせておこなうことで、こりや疲れにより届きやすくなります。体の様子を見ながら、組み合わせを変えたりして取り入れてみてくださいね。
AUTHOR
高木沙織
ヨガインストラクター。「美」と「健康」には密接な関係があることから、インナービューティー・アウタービューティーの両方からアプローチ。ヨガインストラクターとしては、骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスなどボディメイクをサポートし、野菜や果物、雑穀に関する資格も複数所有。“スーパーフード”においては難関のスーパーフードエキスパートの資格を持つ。ボディメイクや食に関する記事執筆・イベントをおこない、多角的なサポートを得意とする。2018~2019年にはヨガの2大イベントである『yoga fest』『YOGA JAPAN』でのクラスも担当。
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