【四つ這いになると膝が痛い人は前ももが硬い?】前ももがみるみる柔らかくなる秘密の2ステップ
四つ這いになると膝が痛い。膝をつくヨガやストレッチのポーズが辛い。そんな方は、前ももの筋肉が硬い可能性があります。
前ももの筋肉である大腿四頭筋は4つの大きな筋肉から成り、膝のお皿の骨(膝蓋骨)を通ってスネの骨(腓骨)に付いています。
大腿四頭筋は主に膝を伸ばすときに働き、膝関節を支えています。膝をまたぐこの大腿四頭筋が硬くなると膝に負担がかかり、床に膝をつく姿勢で痛みが出ることがあります。前モモの硬さが原因で膝に痛みが出ていた場合は、ここを柔らかくすることで痛みが解消しますよ。
また、大腿四頭筋が硬いと骨盤が前に引っ張られて腰が反ってしまう、いわゆる反り腰の姿勢も招きかねません。
硬くなってしまった前ももの筋肉を柔らかくすることで、日常生活を快適に送るためにも欠かせない膝の状態を良くし、骨盤の傾きも整えましょう。
2ステップの秘密
まずは、筋肉をストレッチする前に皮膚をつまんでほぐしていきます。硬くなっている部分は、おそらくつまみにくいと思います。放置するとこのまま硬くなる一方で、脂肪も分厚くなる可能性があります。膝上のお肉が気になる方も、まずはこのステップを踏んでみてください。
次に、ほぐして動かしやすくなった部分をストレッチします。
この「下ごしらえをしてから動かす」2ステップにより、みるみる柔軟性は上がっていきますよ。
前ももが柔らかくなる2ステップのやり方
ステップ①ほぐす
膝まわりの皮膚をつまんでゆらゆら揺らす。膝まわりをまんべんなくつまみ、つまみにくい部分は特に丁寧に行う。
ステップ②ストレッチ
股関節と膝関節を90度に曲げて横向きに寝転がり、腰を丸めながら上の膝を胸に引き寄せる。
上の手で足首をつかみ、膝を真後ろに引いてストレッチ。
●ポイント
膝を後ろに引いていく時に腰を反らしてしまうと、前ももは伸びません。腰を痛める原因にもなります。腰は丸めるようにしながら膝を後ろに引くことで前ももにしっかりストレッチがかかります。この時に、膝が外に開いていかないよう、真後ろに動かすことを意識してください。
詳しいやり方を動画で見る
前ももが柔らかくなってくると、膝をつく動作で痛みが出なくなっていきます。けれども、膝が痛いうちは絶対に無理は禁物です。膝をマットにつくと痛い時は、分厚いマットに変えるかタオルやブランケットを敷くなどして、膝を守りながら動いてくださいね。
AUTHOR
高山ゆかり
ヨガインストラクター。【姿勢と自律神経を整え健やかに】 をコンセプトに活動。長年の運動不足により体調を崩したことをきっかけにヨガを始める。ヨガに筋膜リリース、ピラティスを取り入れることで硬かった体がほぐれ、インストラクターの資格取得に至る。福岡市内のスタジオ、自宅にてヨガレッスンを行う。RYT200/チェアヨガ/ピラティスインストラクター/アロマテラピー検定1級。プライベートでは2児の母。
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