なんとなくダルい……それ「秋バテ」かも?胃腸疲れ・むくみを解消「ドライイチジク」レシピ
こんにちは。漢方スタイリストの世世漢方(yoyokampo)です。まだまだ暑い日が続きますが、だいぶ朝晩は涼しくなってきましたね。ギラギラ輝く太陽と日本の夏特有の湿気……夏バテに苦しんだ人も多いのでは。じつは、その体調不良をそのままにしておくと、そのまま「秋バテ」に繋がってしまうかも。今日は、「秋バテ」解消におススメのフルーツをご紹介します。
胃腸を整えてだるさやむくみを軽減!無花果(イチジク)のレシピを紹介
「秋バテ」って知ってる?
照りつける太陽と湿気、過酷な夏もそろそろ終わって、やっと過ごしやすい秋に入ったのに、体調不良が続いてる方も実は多いのではないでしょうか。以下の症状に心当たりのある方は、もしかしたら「秋バテ」かもしれません。
- 身体がだるい(重い)
- ずっと疲れてる
- やる気がない
- 頭痛やめまいがある
- 胃がもたれて食欲がない
「秋バテ」の原因は、夏から秋への寒暖差に身体が順応していないためですが、その多くが「夏の疲れが残っている」場合が多いです。
夏の暑さや湿気による、ほてり、胃腸の疲れやむくみ、冷房による乾燥をまずは改善するとが大切です。
そんな「秋バテ」を改善してくれる、おいしい秋の味覚をご紹介します。
「無花果(イチジク)」の薬膳的効能と栄養学
●中医学における「無花果(イチジク)」のはたらき
- 体を潤すので、肌の乾燥や、喉の渇きに
- 胃腸を元気にして、便通改善
- 身体の余分な熱を冷ます。のどの腫れや空咳に
●栄養学における「無花果(イチジク)」の成分
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水溶性食物繊維(ペクチン)
ーコレステロールの吸収を抑えたり、血糖値の上昇を穏やかにする作用があるので、生活習慣病予防に有効です。体内での吸収・分解に時間がかかることで満腹感を得やすいため、間食予防にも。その他、全身の血流改善に役立つといわれています。 -
カリウム
ー細胞の浸透圧を維持する働きをするミネラルで、身体の水分バランスを保ってくれます。ナトリウムを排出して正常な血圧を保つ効果があり高血圧予防に効果が期待できます。つまり、体内の余分な塩分を排出し、「むくみの解消」の効果があります。きゅうり 1本分には、1日当たりの推奨摂取量の約13%のカリウムが含まれているそうです。 -
鉄分
ー赤血球のヘモグロビンに多く存在する物質。吸収率の違う2種類の鉄が存在する。不足すると貧血を起こすため、積極的に摂る必要がある。他にも鉄を含有する食材として、赤身の肉・魚、野菜や卵などがある。 -
アントシアニン
ー強い抗酸化作用を持ち、老化の原因となる活性酸素を無害化してくれる強い味方のポリフェノールの一種です。動脈硬化や老化の原因になる活性酸素を取り除いてくれる働きがあり、アンチエイジングにも一役かってくれます。その他、視力の回復や肝機能向上の効果も。 -
フィシン
ーいちじくを切ったときに出てくる白い乳液に含まれる酵素です。たんぱく質を分解する酵素のため、料理中は肉を柔らかくしたり、焼き肉後のデザートとして食べると消化を助けてくれるなどの効果が期待できます。
※ただし、このフィシンが原因で手がかゆくなったり口が腫れて痒くなる可能性もあるので注意を。フィシンは熱に弱いため、気になる場合はドライフルーツやジャムがおすすめです。
超簡単!栄養が凝縮して保存もしやすい「ドライイチジク」レシピ
1)下準備
無花果(イチジク)のへたをとって、縦に4等分する
2)焼く
耐熱トレーにクッキングペーパーを強いて並べたら、オーブンで120℃で1時間焼く
3)裏返して焼く
表面が焼けたら、裏返して同じく120℃で1時間焼く ※トレーが熱いので注意
4)完成!!!!
もちろんそのまま食べてもいいですが、シリアルやヨーグルトに添えたり、サラダやキャロットラペなどに入れてもおいしくいただけます。いつもの食事に、おいしさと栄養をプラスしてみてはいかがでしょうか。
夏バテについてもう一度詳しく知りたい方はこちら
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AUTHOR
yoyokampo/世世漢方
ハードワークの会社員から、漢方スタイリストの道へ。20代後半から感じる、顔の疲れや老け、だるさなど病名のつかない ”何となく” の身体の不調改善のため、ヨガ(RYT200)や漢方・薬膳を本格的に学ぶ。日々の生活のちょっとした工夫で、ヘルシーで美しいカラダになれるヒントを発信中。また2020年、きれいな海を求めて地方移住をし、週休4日の働き方を実現したフリーのリモートワーカーでもある。
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