【ダイエットの味方!腸活レシピ】管理栄養士おすすめ!薬味たっぷり「ヴィーガンいなり寿司」
暑い夏は冷たいものが食べたくなる……そんな方におすすめしたいのが、玄米と薬味をたっぷり使用したいなり寿司です!
炭水化物の摂りすぎはよくないと言われる昨今。とはいえ、炭水化物は私たちの体を動かすエネルギー源であり、腸内細菌のエサとなる成分も入っているので、完全にカットするのは良くありません。さらに最近では、糖質を冷やすことで増える「レジスタントスターチ」と呼ばれるものが注目されるようになりました。
そこで今回は、レジスタントスターチを摂りつつ薬味たっぷりでエアコンの冷え対策も同時に叶う「ヴィーガンいなり寿司」のレシピをご紹介します。
レジスタントスターチとは?
通常、炭水化物に含まれる糖質は小腸で吸収され、体を動かすエネルギー源として利用されます。ところが、炭水化物を冷やすことでできる「レジスタントスターチ」は、小腸で吸収されず、大腸で腸内細菌のエサとなります*。
腸内細菌はこのレジスタントスターチを食べて短鎖脂肪酸を生み出し、腸の動きを活発化、悪い働きを持つ菌数を減らし、良い菌を育てる腸内環境を作るなどといった健康効果が期待できます。
レジスタントスターチは、炭水化物を冷やすだけ。お米やオートミール、じゃがいもなどをはじめとした、糖質の多い食材を冷やすだけで簡単に生活に取り入れられます。
ヴィーガンいなり寿司の作り方
<材料(1人前)>
- 油揚げ2枚(半分に切って4枚にして使用します)
- ●醤油 大さじ2
- ●みりん 大さじ2
- ●砂糖 大さじ2
- ●水 100ml
- 玄米 160g
- 生姜 5g
- 茗荷 5g
- 紫蘇 2枚
- ○酢 大さじ1
- ○砂糖 大さじ1
- ○塩 1.5g
- 黒ごま、太ネギ(お好みでトッピング)
- すだち(お好みで)
<作り方>
①油揚げを半分に切り、中を袋状に開いたあと、沸騰したお湯に入れて油抜きをする(1〜2min)。
②冷水に浸したあと、手のひらでぎゅっと絞る。鍋に●と油揚げを入れ、落とし蓋をして中火で10〜12minほど煮立たせる。火を止めて10minほど放置。
③生姜、茗荷、紫蘇を細かく刻み、玄米に混ぜる。◯を加え、さらに混ぜて冷ます。
④②の味が染み込んだ油揚げに、③を入れる。このとき、切り口が上になるように入れて、油揚げを内側に丸め込むことで綺麗にオープンいなりの形になる。
⑤ネギや黒ごま、すだちなどをお好みでトッピングする。
白米ではなく玄米を使うことで、さらに食物繊維量もアップし、血糖値の乱高下を防ぎます。(オートミールでもOK)
また、薬味をたっぷり入れることで、冷えた食べ物でも手軽に温活に。エアコンの効いた部屋に長時間いると、お腹や腸、全身が冷えてしまうので、体を温める食材をうまく取り入れて、全身の健康を意識してみましょう!
AUTHOR
河原あい
フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。
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