【旬の桃で作るデザートプレート】管理栄養士が考案!夏に必要な栄養素を補うヘルシーおやつ
今が旬の桃は、老若男女からも愛されるフルーツのひとつ。そんな桃は、溜め込みやすい夏の時期にぴったりな食材なのです。そこで今回は、桃の栄養素や夏にピッタリなおすすめ簡単レシピをご紹介します。
梅雨が明けて、いよいよ夏本番という今日この頃。スーパーに並ぶ野菜や果物のラインナップも少し前と変わってきて、いつもの料理もいよいよ夏らしくなってきます。中でも7月から8月にかけて旬を迎える「桃」は、カフェやレストランでも期間限定メニューなどで使われるほど人気のフルーツ。とはいえ、おうちで食べるとなると、普段あまり手に取らない、けどもたまに食べたくなるフルーツのひとつではないでしょうか。
桃には体に嬉しい栄養素がたっぷり。せっかくなので、お家でも桃を使ったデザートレシピで内側からヘルシーになりましょう。
桃の栄養素
桃の旬は7〜8月ごろ。そのため、今が一番栄養価の高いシーズンです。旬のものは旬のうちに、ということで、桃に含まれる栄養素をご紹介します。
食物繊維:ペクチン
桃には「ペクチン」と呼ばれる食物繊維が含まれます。ペクチンは、水に溶けやすい食物繊維(水溶性食物繊維)に分類され、腸内に存在する有用菌のエサとなるもの。腸内環境を整えるので、お腹の中に溜め込みやすい人にはぜひおすすめしたい栄養素です。
カリウム
夏はむくみが気になる...という人も多いのではないでしょうか。その原因は、冷たいものを飲み過ぎてしまうことや塩分の高い食事、アルコールなど様々。特に夏は会食やイベントの機会も増え、いつもと違う食生活になりがちです。そんな時に積極的に摂ってほしいのが、カリウム。
カリウムは、体内のナトリウム(塩に含まれるもの)を体外に排出する手助けを持つ栄養素です。カリウムを摂ることで、体内の水分が外に出てくれます。桃にはそのカリウムが含まれるので、むくみが気になる人はぜひ桃でカリウムを補給しましょう。
ビタミンC
桃にはビタミンCもたっぷり。
免疫力やお肌のコラーゲン生成に欠かせない栄養素であるビタミンCは、水に溶けやすく加熱に弱い性質を持つため、桃をはじめとしたフルーツや野菜など火を通さない食材で摂取しましょう。
ビタミンE
ビタミンCに並ぶ美肌ビタミンとしても有名なビタミンEも、桃には含まれます。美肌はもちろん、抗酸化作用の強いビタミンでもあるため、細胞の酸化を食い止めることで体の老化スピードを遅めてくれる働きもあります。
桃のヨーグルト
材料
・桃 1個
・ヨーグルト 80〜100g(水切りなし)
・オートミール 15g
・ミックスナッツ お好きなだけ
・メープルシロップ
・ブラックペッパー
作り方
①ヨーグルトにオートミールを入れ、30分〜一晩ほど置いておきます。
②桃は外側の皮をしっかり洗います。無農薬でない場合は、専用の野菜洗浄剤で洗いましょう。
③割れ目に沿って半分に切り込みを入れ、タネの周りを一周させます。両手で逆方向に捻るように回しながら割ると綺麗に半分になります。
④8等分にします。この時、皮は剥かなくても大丈夫です。口当たりが気になる方は、皮を向いても大丈夫。
⑤お皿に桃を円状に並べ、上に①をトッピングします。
⑥お好みでミックスナッツやドライフルーツをトッピングしましょう。
⑦最後にメープルシロップをかけ、ブラックペッパーを振りかけて出来上がり。
ブラックペッパーをかけることで、味に締まりがでます。また、ヨーグルト(発酵食品)を一緒に摂ることで、腸内細菌とそれらのエサを一緒に摂ることになり、立派な腸活フードに。浮腫みや溜め込みが気になる季節に、ぜひ作ってみてください!
AUTHOR
河原あい
フリーランスライター。福岡出身。管理栄養士免許取得後、環境系大学院博士課程にて乳酸菌の研究中。プラントベース・ヴィーガンな栄養学、インナーケアに関する記事の執筆と、腸内環境を整えることの大切さをSNSにて発信している。
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