【これって夏バテ?更年期?】2つの症状に共通する“ある原因”を解決する「簡単ヨガ」

 【これって夏バテ?更年期?】2つの症状に共通する“ある原因”を解決する「簡単ヨガ」
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季節の変わり目などに感じる「なんとなく不調」。これって夏バテ?それとも更年期?と悩んでいる人も多いのではないでしょうか? 実はどちらの場合にも共通する「原因」があったのです。

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季節バテの原因は「自律神経の乱れ」

「夏バテ」とは、夏の暑さなどが原因で食欲がなくなったり、疲れがとれなかったり、全身がだるかったり、疲れやすかったり、といった症状を指します。ちなみに夏の暑さで体力が弱っているところに、季節の変わり目である秋が始まり体調を崩す「秋バテ」という言葉も最近よく聞くようになりました。

そんな夏バテを始めとする「季節バテ」の原因、実は自律神経の乱れにあることはご存知でしょうか。自律神経とは、身体機能の調節を行っており、交感神経副交感神経のことを指します。

例えば、水分が足りないと感じ、喉に渇きを感じさせ、水分補給を促してくれているのも、この自律神経の活躍によるもの。しかし、年々高くなっている外気温と、涼しく快適な室内の温度との差。私たちが普段気温の変化で何を着ればいいの……と悩むのと同じように、自律神経自体もバランスをとることが難しくなり、知らず知らずのうちに体調を崩しやすくなってきているのです。

自律神経
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更年期になる原因も「自律神経の乱れ」

自律神経のバランスが崩れることによって悩まされる不快な症状、もう一つが更年期です。更年期とは、閉経前後の5年、体内のホルモン環境バランスがガラッと変わる時期のことを指します。女性は、脳の視床下部から卵巣へ、月周期によってさまざまなホルモンを出すよう指令が出されるのですが、卵巣の機能が年齢と共に低下してくると、その指令にスムーズに応えられなくなるため、視床下部はパニックに。それが自律神経の乱れに繋がり、不調へとつながるのです。

自律神経を操ること=呼吸を操ること

では、自身の不調に気付いたとき、自分の力で対応していくためには、どうすればいいのでしょうか。それは、「呼吸」です。呼吸も自律神経の一部。怖い思いや不安な気持ちになれば呼吸は早くなり、リラックスした状態になればゆるやかに落ち着いた呼吸になります。何気なく行っている呼吸は、自分で操ることができ、身体全体を良い状態にもっていくことができるのです。

呼吸
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自律神経を整える「呼吸ヨガ」

1.両手を頭の後ろで組みます。

2.ひと息吐いたら、息を吸いながらあごを上げ、斜め上を見上げましょう。

胸いっぱいに呼吸をいれましょう
photo by Naoko Iwasaki

3.息を吐きながら目線をお腹に移し、首の後ろ側(副交感神経があるところです)をじんわりと伸ばします。

4.余裕があれば、左右にやさしく頭を振りましょう。

首の後ろは副交感神経があります
photo by Naoko Iwasaki

5.息を吸いながら身体と頭を起こし、息を吐きながら両手を開放しましょう。

口からはぁ~と吐きましょう
photo by Naoko Iwasaki

詳しい動画はこちらから確認いただけます。

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AUTHOR

岩﨑奈緒子

岩﨑奈緒子

11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。 RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。



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首の後ろは副交感神経があります
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