【夏バテ警報発令中】暑いからと冷やしすぎないで!酷暑を元気に乗り切るための「温活セルフケア」
夏はイベントが盛りだくさんで、行動も活発になる季節。一方で、年々暑さが増してきて、熱中症や夏バテなどの不調が目立つ季節にもなってきましたね。そんな酷暑にも負けず、夏を元気に乗り切るためには、身体を「冷やしすぎない」ことが大切です。夏でも楽しく乗り切る、温活セルフケアを紹介します。
「夏バテ」の症状はいろいろ
夏バテとは、夏に現れる不調のことで、人によりさまざまな症状があらわれます。例えば、体のだるさや食欲の低下、下痢や便秘を繰り返す、頭痛などの身体的な症状のほか、イライラまたは無気力などの精神的な不調も夏バテの症状として考えられます。近年では、春時期の疲労やストレスの蓄積が大きく影響し、夏の暑さや汗がストレスとなり発症する場合がある「夏季うつ病」も心配されています。夏の不調に悩まされることなく元気に過ごすためには、日頃のストレスケアが大切となってきます。
知っておきたい!夏バテケア
体温調節に気を付けよう
夏は外と屋内の温度差によって自律神経が乱れやすく、ストレスや疲労にも繋がります。薄着でオシャレを楽しみたい人も多いと思いますが、夏バテを防ぐためにも「身体を冷やしすぎない」工夫が必要です。以下のような工夫で冷やしすぎを防ぎましょう。
- 薄手のカーディガンやストールで、冷房による冷えに対応する
- ゆったりとしたトップスの下にはキャミソールやタンクトップを着て、お腹を冷やさない
- 冷房の効いた室内では、靴下やレッグウォーマーを履いて足首を温める
牛の顔のポーズ(ゴムカーサナ)
意外と冷えやすい二の腕まわりの血流を促すポーズも、日常に取り入れましょう。牛の顔のポーズは二の腕のストレッチや引き締め効果があるほか、背筋をストレッチしながら胸も開くので、呼吸がしやすくなる効果も期待できます。今回は牛の顔のポーズの上半身の使い方を紹介します。
2.右腕を頭上にまっすぐ伸ばし、ひじを曲げる
3.左手で右ひじをつかみ、ひじ先が頭の後ろにくるくらい まで引き寄せる
4.二の腕や脇の下の伸びを感じながら5呼吸キープする。
ポイント:背中は丸くせず、上半身を起こした状態をキープしましょう。後頭部でひじを後ろに押すと、さらに背筋が伸びやすくなります。
もっと伸びを深めたい人は……
背中で上下の手を握手するとさらに二の腕まわりの伸びが深まります。手が届かない場合はタオルやヨガベルトを使い、少しずつたぐり寄せましょう。握手しなくてもストレッチ効果は十分なので、正しい姿勢でできる形を選ぶことをおすすめします。
夏こそ温活を!
暑い夏はかき氷や冷たい飲み物、そうめんなどのさっぱりした食べ物が欲しくなりますよね。ただし、それはすべて「身体を冷やす」ことに繋がります。内臓の温度が下がると、便秘や下痢のほか、子宮が冷えてPMSや婦人科系のトラブルに繋がることも……。今年の夏は「冷やしすぎない」をテーマに、心もからだも健やかにお過ごしください。
AUTHOR
早田凪沙
神奈川・都内ヨガインストラクターとして活動。女性の健康に寄り添うことをテーマに、婦人科系のお悩みや冷えの改善を目的とした『温活ヨガ』をベースにレッスンをお伝えしている。自身が発症した子宮内膜症について、より多くの人に知ってほしいと思い、ウィメンズヘルスライターとしての活動も始めた。
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