産後ママは反り腰になりやすい?無自覚な人も多い「反り腰」その原因と解消方法
腰痛に悩む原因の1つに「反り腰」が挙げられます。一体なぜ「反り腰」になってしまうのでしょうか?
反り腰になってしまう原因
正常よりも骨盤の前傾が強まり、腰椎の前弯が強まった状態が「反り腰」状態です。女性のほうがなりやすいと言われています。理由としては、妊娠中にお腹が大きくなるにつれて反り腰状態に体が変化していく、産後もその状態が当たり前となってしまう、筋力が男性よりも少なく年齢とともに衰えていくといったことが挙げられます。
また反り腰状態が悪い状態である認識がない方もいます。お尻がプリっと上がった状態のため、スタイルが良く見えるといった誤解もあるようです。産後ママにとって、自分の体の様々な変化を感じますが、なかなかすべてを把握することや元に戻す時間も余裕もないのが現実です。
悪い姿勢が続くことによって、体もそれが当たり前になり、その状態で筋肉がついていきます。いざ直そうと思ったときには時間がかかることが多いでしょう。
反り腰セルフチェック
まずは今、自分が反り腰なのかどうか見ていきましょう。
【セルフチェックのやり方】
1)仰向けになります。体の力は抜いておきましょう。
2)腰まわりに手のひらを入れてみます。簡単に入ってしまうほどのスペースがある場合、反り腰になっていると言えます。
普段仰向けで寝ている時も、反り腰さんは腰まわりの筋肉に力が入っています。これが続くと疲労が緩和されない、起きた瞬間から疲れている、腰がだんだん痛くなってくるといった症状が出始めます。
特にお子さんがいるママにとって、腰痛ほど辛い痛みはないはず。抱っこも辛い、子ども目線にかがむことも慎重になってしまうとストレスを感じやすくなってしまいます。こうなる前に、気付いたときから反り腰解消トレーニングを行っていきましょう。
仰向けだから続けやすい!反り腰解消トレーニング
産後ママでも取り組みやすいように仰向けで行えるものをご紹介します。産後ママは、お医者様に確認をしてOKが出た上で始めてください。
【やり方】
1)マットの上で仰向けになります。
2)腰の下に手の平を入れます。
3)その手の平を押し付けるように、吐く息でお腹を手の平に近づけます。お腹に効いていると感じたところから5秒ほどキープ。
4)まずは3セット行ってみて。慣れてきたら5~10セットやってみましょう。
“気付いたらやる”がちょうど良い
「一日〇回やろう」と決めるよりも、今できそうなタイミングでちょこちょこやるほうが効果的です。寝る前1分でも良いですし、お子さんがお昼寝をしている間にさくっとやっても良いですね。
体はどうしても慣れているほうに戻ろうとします。産後だと戻るまでに時間がかかるかもしれません。しかし、少しずつでもやっておくことで将来起きるかもしれない腰痛を防ぐきっかけになるので、おうちでコツコツやってみてくださいね。
参考サイト:反り腰|飯田橋やまだ整骨院
AUTHOR
古賀奈津美
商社のサラリーマンをしていた頃に運動不足解消のために始めたヨガと出会う。ヨガを始めて半年後にRYT200を取得。週末のみ活動するインストラクターから、フリーランスのヨガインストラクターへと転身。常温ヨガ、ホットヨガ、溶岩ヨガなど様々なスタジオで指導。パークヨガやビーチヨガのイベントも実施。現在はオンラインヨガ・児童館にてママ向けヨガを実施中。RYT200取得/ヨガ解剖学基礎講座修了
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