【スマホばかり見ている人は前屈が苦手!?】「寝て頭をゆらすだけ」の柔軟性向上&眼精疲労改善法
ヨガを始めてみたけれど、なかなか体が柔らかくならないとお悩みの人。もしかして常にスマホやパソコンを見続ける生活を送っていませんか?今回は、前屈と目の疲れの意外な繋がりと、簡単すぎる寝たままケアの方法をご紹介します。
ヨガを続けても身体は柔らかくならない?
ヨガを始める理由は人それぞれ。「ダイエットしたい」「リラックスしたい」そして「体を柔らかくしたい!」と思ってヨガを始められた方もいらっしゃるのではないでしょうか。けれど、数か月経ってもあまり変化を感じられない…前屈すると腿裏や腰が辛い…。いくら「ヨガは形が問題ではないですよ」と言われても、少しがっかりした気持ちになってしまうこともありますよね。
実はヨガだけやっていても、なかなか柔軟性は変化しません。よくよく考えてみると、ヨガマットの上で過ごすのは、1日に1時間ほど。つまりヨガはあくまでも“きっかけ”なのです。
ヨガマットの上で練習した体の使い方や、気がついた自分のクセを、日常の中で少しずつ改善していく…。そうすることで、初めて体の変化が少しずつ見えてきますよ!
スマホを見すぎると前屈がやりにくくなる?
「前屈が苦手だなぁ」と感じている方に質問です!一日のなかで携帯やパソコンの画面をどれくらい見ているでしょうか?
✓電車を待つ間も、乗っている間も常に携帯を見ている
✓仕事では毎日パソコンとにらめっこ状態
✓トイレにも携帯を持ち込む
✓寝る直前まで携帯を触っている
✓携帯ゲームやオンライン漫画にハマっている
1つでも当てはまるなら、自分が思っているよりも目を酷使しているかもしれません。
目が疲れると、うなじの深層に位置する筋肉(後頭下筋群)が硬くなり、凝りや痛みを感じやすくなります。この筋肉は、実は筋膜連結(アナトミートレイン)により、背中や腿裏(ハムストリングス)など体の背面に影響を及ぼすことがあると言われています。
イメージとして、タイツを想像してみてください。タイツの薄い生地がまんべんなく伸びていたら、違和感なく動くことができますよね。けれどタイツが足首でクシャッと縮まっていたら…膝や腿あたりまで生地が伸びなくて、何だか突っ張った履き心地になってしまいます。タイツはあくまでもイメージですが、体の一部の凝りが、離れた部分の硬さに繋がることが想像できますね。
寝たまま頭をゆらすだけで柔軟性アップ&眼精疲労改善
今回は寝たままで首の後ろをほぐす簡単な方法をご紹介します。
続けていくうちに、徐々に体が伸びやすくなったり、目の奥の重さが軽くなる…。そんな変化を楽しみに、寝る前などに毎日のケアとして取り入れてみてください。
やり方
1.あお向けになって膝を立てる。膝を曲げることで体の背面が緩む
2.あお向けのまま、右手で左のうなじ辺りに軽く押し当てる
3.指を当てたまま、頭をゆっくりと左右に揺らす。軽く圧をかけるようにしながら行うと効果的(強すぎないよう注意)。反対の手でも同様に行う
<ヨガブロックを使うバリエーション>
ヨガブロックを一番低く頭の下にセットして、頭をゆっくり揺らす
首筋に触れてみると「思ったより凝ってる!」または「イタ気持ちいいなぁ」など、自分の体の状態を改めて感じることができると思います。
日常生活でもヨガのポーズ中でも、繊細な変化に気がつきやすくなっていきますよ。
AUTHOR
のぐちかなこ
専業主婦からヨガ講師へ。大手ヨガスクールにて全米ヨガアライアンスの講義 (RYT200/RPYT85)及びヨガレッスンを年間1,000時間以上担当。2018年に独立し〈あんどYOGA〉を立ち上げる。現在もヨガインストラクターの養成に携わりながら、特に産前産後に関するヨガや新米ヨガインストラクターサポートに力を注いでいる。オンライン講座も多数開催中。プライベートでは三姉妹の母。あだ名はかーちゃん。
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